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埼玉、自動車税納税通知書に印字誤り。ATMで納税できない

埼玉県にて、「令和3年度自動車税(種別割)納税通知書」に印字誤りがあり、ATMで納税ができない事象が発生した。埼玉県では、原因や対応、ATMで納税する方法について告知している。

埼玉県では5月6日に、自動車税(種別割)納税通知書を自動車の所有者あてに発送している。この納税通知書に印字誤りがあり、自動読み取り機能を使用したATMで納税ができない事象が発生。納税通知書を自動で読み取る際に必要な文字列に不具合があることが判明した。

原因は、2021年(令和3年)1月に税務システムを更新した際に、委託業者が納税通知書のプログラムを正しく修正できなかったためだという。また、県と委託業者間の情報伝達が不十分で、正しい情報に基づいたテストを実施できず、テスト段階でプログラムミスを発見できなかったことも原因として挙げている。

埼玉県は県のホームページの「令和3年度自動車税(種別割)の納税について」にて、金融機関ATM・ゆうちょ銀行ATMでの納税方法を告知。直接ATMに「収納機関番号」「納付番号」「確認番号」「納付区分」を入力するよう呼び掛けている。

また、関係金融機関に対して、貼り紙による注意喚起や納税者へのATMの操作方法を案内するよう依頼した。加えて、特別の電話対応窓口を設置するとともに、電話応対の時間を延長した。

埼玉県では、窓口での納税のほか、以下の方法で納税できることを案内している。

  • スマホ決済アプリ(PayPay、LINE Pay、PayB)
  • 「Yahoo! 公金支払い」でクレジットカード納税(決済手数料がかかる)
  • ペイジー(インターネットバンキング、モバイルバンキングで口座から引落し)
  • コンビニエンスストアなど(コンビニ店舗等でのクレジットカード、スマホ決済アプリの利用は不可)
  • ペイジーが利用できる金融機関ATM、ゆうちょ銀行ATMで、収納機関番号、納付番号、確認番号、納付区分を直接ATMに入力して納税

埼玉県の自動車税の納期限は5月31日、課税台数は約234万台、課税額は約848億円。