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マスク付きでも顔認証。ダイドー、手ぶらで買える自販機本格展開

ダイドードリンコは、自動販売機で利用できる顔認証の決済サービス「KAO-NE」(カオーネ)の本格展開を開始した。

日本初という自販機での顔認証決済サービスの本格展開。ダイドーは2020年にNECと共同で実証実験を実施しており、その結果を踏まえたもの。例えばオフィスや工場、病院内などでは、自販機を利用するために財布やスマートフォンを持ち歩く必要がなくなるため、圧倒的に便利になるとしている。2,000台の設置が目標で、当初はダイドードリンコの社屋や大同薬品工業の工場、NEC本社などに設置される。

本格展開にあたっては、マスクを着用したまま顔認証が可能になり、認証精度や速度も向上させるなど、改善が図られた。顔認証技術はNECの技術を採用している。

ユーザーは、スマートフォンなどで事前に、顔画像やクレジットカード情報、商品購入時に使うパスコードを登録しておく。自販機は2要素認証で、商品選択後に顔認証を行ない、パスコードを入力すると、商品が出てくる形。