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アサヒの自販機でダイドーブレンド。自販機事業を一体運営で提携

アサヒ飲料は、ダイドードリンコと自動販売機事業に関する包括的業務提携契約を締結したと発表した。業務提携は「直販事業の一体的運営」「相互販売」「製造受託」「環境領域の協業」の4つの内容。

2023年1月に「ダイナミックベンディングネットワーク株式会社」を共同設立し、両社の自販機事業関連の子会社が傘下に収まる形になる。直販事業の一体的運営を目指すもので、ダイドーのIoT技術を活用したオペレーションスピードや品質管理、生産性向上のほか、労働負荷低減による人手不足や人材確保の課題の解決も図る。

相互販売は両社で2018年から順次実施している。例えば、カルピスウォーターをダイドーの自販機で販売するなど。2023年3月以降は、ダイドーの自販機で「ウィルキンソンタンサン レモン」「モンスターエナジー」の2品を販売し、アサヒの自販機で「ダイドーブレンド デミタス微糖」を販売する。

製造受託については、2023年以降をめどに、ダイドーの一部商品について、アサヒの工場で製造受託を行なう予定。今後も、両社で製造原価の低減を目的として協議を行なう。

環境領域では、環境負荷低減に向けて、自販機経由での効率的な資源の回収に取り組み、ペットボトルの水平リサイクル率向上など、社会的課題の解決を図る。

ダイナミックベンディングネットワークは両社の共同株式移転により設立する。出資比率は、ダイドードリンコが66.6%、アサヒ飲料が33.4%。ダイナミックベンディングネットワークの傘下に入るのは、ダイドービバレッジサービス、ダイドービバレッジ静岡、ダイドーベンディングジャパン、アサヒ飲料販売、九州アサヒ飲料販売、ミチノクの6社。