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西武新宿駅と丸ノ内線新宿駅を5分でつなぐ地下通路整備へ

西武鉄道は、西武新宿駅と東京メトロ丸ノ内線新宿駅をつなぐ新しい地下通路の早期実現に向け、具体的な検討および関係者との協議に入ることを発表した。

西武鉄道ではこれまで、西武新宿駅からつながる新宿サブナードとメトロプロムナードを結ぶ新しい地下通路について、新宿区などの関係者と協議していた。今般、新宿区により「新宿駅北東部地下通路線」の都市計画手続きが開始されたことを受け、同社は地下通路の事業予定者として検討、協議を進める。

計画地は東京都新宿区新宿三丁目、歌舞伎町一丁目、延長約140m、幅員6~18m。地下のみで移動した場合の移動時間は、現在の約11分から、開通後は約5分へ短縮されるという。

新宿駅周辺の地下歩行者ネットワーク(出典:新宿区 都市計画変更素案)
現状の歩行者動線(出典:新宿区 都市計画変更素案)

新しい地下通路の開通による、西武新宿駅とJR・丸ノ内線新宿駅との乗換利便性向上、新宿駅周辺の歩行者ネットワーク拡充に伴う回遊性向上を見込む。

あわせて、東京都と新宿区が2018年3月に策定した「新宿の拠点再整備方針~新宿グランドターミナルの一体的な再編~」に定められる「新宿グランドターミナル」の実現に貢献するとしている。