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ルパン第1話に登場した仏「イエマ」クロノグラフが復刻デザインで発売

イエマ「meangraph super」

イエマジャパンは、フランスの腕時計ブランド「YEMA」(イエマ)の復刻モデル「meangraph super」を発表した。3つのバリエーションがラインナップされている。クロノグラフ搭載のクオーツ式腕時計で、価格はいずれも46,200円。予約は取扱店にて3月25日から開始されている。

今回発売される「meangraph super」(ミーングラフ スーパー)は、1960年代に発売された2カウンタークロノグラフの復刻デザインモデル。オリジナルモデルのムーブメントは機械式だが、今回のモデルは手の届く価格帯を意識して、クオーツ式ムーブメントが採用されている。

注目は、1971年に放映されたTVアニメ「ルパン三世」の第1話にて、レースドライバーに扮するルパンが着用しているのが、イエマの「meangraph super」(の特別モデル)という点。これは、第1話の10分40秒辺りから登場するのを確認できる。「イエマ」は、当時の日本ではほとんど流通していないとされるマニアックな腕時計で、イエマの復活に伴い、イエマのファンからは復刻を望むリクエストの声が多かったという。

なお、同じく作中に登場する次元大介はゼニスのクロノグラフを着用するなど、時計愛好家も注目のエピソードとなっている。ゼニスは2020年、同社史上初というアニメキャラクターとのコラボモデルとして、次元大介が着用したクロノグラフを再現したモデルを限定発売している。

参考:【公式】ルパン三世 1st series 第1話「ルパンは燃えているか…?!」(腕時計が登場するのは10分40秒~)

ムーブメントはセイコーインスツル製の「Cal.VK64」。メカニカルクオーツとも呼ばれるハイブリッド型で、クロノグラフ機構の一部が機械式になっているのが特徴。60分と24時間の積算計を左右に配置した2カウンターデザインで、秒針がなく、センターのクロノグラフ秒針は機械式のようになめらかに動く仕様になっている。

本体バリエーションはダイヤルのデザインで、レッドの「R70」、イエローの「Y70」、ブラックの「B70」の3種類。ケース径は39mmで、厚さは13mm。ラグ幅は20mm。

「ミーングラフ スーパー R70」
「ミーングラフ スーパー Y70」
「ミーングラフ スーパー B70」

「イエマ」はフランスで1948年に創業されたブランド。1960年代にはダイバーズウォッチやフランス空軍に納入する腕時計を開発し、その後もヨット向けや、カーレース向けでF1ドライバーのマリオ・アンドレッティが着用したモデルを提供するなど、機械式の高性能なモデルでフランスを代表するブランドになった。1980年代には宇宙飛行士向けモデルも手がけたが、その後、ブランドの買収や一時休眠を経て復活、現在は1960~80年代のビンテージデザインのモデルを復刻し展開している。