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電子レンジ調理でカリっと仕上がるシート「カリっとサセプター」

カリっとサセプターのイメージ

凸版印刷は、電子レンジ調理の加熱効果を高め、調理した食品が「カリっと」したクリスピー感のある仕上がりとなる電子レンジ用発熱シート「カリっとサセプター」を開発。2月より電子レンジ調理商品を取り扱う食品業界や流通業界などに向けて販売を開始した。

カリっとサセプターは、従来の「サセプター」と比較して最高到達温度を約20℃高めた発熱シート。

サセプターとは、アルミニウムの薄膜をPETフィルムに蒸着し、薄紙と貼り合わせた発熱シートで、電子レンジで使用するとマイクロ波を吸収し、誘導加熱の原理によって表面を約200℃で加熱できる。火を使用することなく、短時間で食材に熱を通し、こんがりとした焼き色をつけられるという。

カリっとサセプターでは、ベースとなる紙に厚紙を使用することで最高到達温度を高め、電子レンジ加熱の効果を向上。薄紙仕様サセプターよりも「カリっと」したクリスピー感、焼き目付けなどが向上し、加熱調理する食品のおいしさを際立たせるとしている。また、調理時間の短縮にもつながる。

様々な形状設計に対応できる点も特徴。板紙全面にサセプターフィルムを直接貼っているため、形状・形態を使用する商品に応じて自由に設計できる。

凸版印刷は、カリっとサセプターを電子レンジ調理する商品を取り扱う加工食品・冷凍食品業界、流通、電子レンジ調理器具メーカー等に拡販し、2022年に5億円の売上を目指す。

また、2月24日から26日まで開催される「TOKYO PACK 2021-東京国際包装展-」(会場:東京ビッグサイト)の凸版印刷ブース(南1ホール・小間番号S1-12)にて展示する。