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ドコモ、通信型ドラレコ「ドライバーズサポート」。映像をクラウド保存

NTTドコモは、通信型ドライブレコーダーとスマートフォンアプリにより、安全運転を総合的にサポートする「ドコモ ドライバーズサポート」の提供を11月18日より開始する。JVCケンウッドとの共同開発によるもの。

危険運転の増加とそれに伴う道交法改正、高齢者事故増加など社会的な問題を背景に開発されたサービス。ドライブレコーダーの通信機能により家族とつながる安心感を提供するほか、事故発生時の映像を即座にクラウドへ保存できる。

個人ドライバー向けの月額定額制サービスで、ドライブレコーダー本体を購入し、「ドコモ ドライバーズサポート」を月額契約して利用する。利用にはドコモの回線契約が必要。ドライブレコーダー「ドコモドライブレコーダー DDR01」の価格はオープンプライスで、実売想定価格は3万円前後の見込み。「ドコモ ドライバーズサポート」は、月額700円から。

ドコモドライブレコーダー DDR01

eSIM内蔵の通信型ドライブレコーダーとスマートフォンアプリ、クラウドを連携したサービス。4G(LTE)通信により、記録映像や現在地などをリアルタイムで確認できる。

ドライブレコーダーが一定の衝撃を検知した際や、緊急通知ボタンを押すと、自動で位置情報と動画をクラウドに保存。登録先のアプリ(ドライブレコーダー1台につき10名まで)へ通知する。これにより事故の発生を即座に家族へ知らせ、家族が運転者をサポートできる。

車のエンジンを切っていても、最長24時間の駐車監視が可能。駐車中に衝撃を検知すると自動録画してクラウドに保存し、アプリへ通知する。

また、急アクセル、急ハンドルなどの危険挙動を検知すると、ドライブレコーダー本体の画面表示と警告音で知らせるほか、アプリで危険挙動の履歴や走行中の位置情報を確認できるため、運転経験の少ないドライバーや高齢ドライバーなど、運転に不安がある家族を見守ることもできる。

ドライブレコーダー本体は「ドコモドライブレコーダー DDR01」と、オプションの「DDR01 セカンドカメラ」が用意され、価格はオープンプライス。実売想定価格は「ドコモドライブレコーダー DDR01」が3万円前後、「DDR01 セカンドカメラ」が1万円前後の見込み。

DDR01 セカンドカメラ

「ドコモ ドライバーズサポート」は、サービスの月額使用料300円と、専用の通信料金プラン「ドライバーズサポートプラン」の月額料金が必要。「ドライバーズサポートプラン」は、解約金がある「定期契約あり(限定2年契約)」が月額400円で月額合計700円、解約金がない「定期契約なし」が月額800円で月額合計1,100円。利用可能なデータ量は500MB/月。

ドライブレコーダーは、白飛びや黒つぶれを低減するHDR機能を搭載。LED信号機の無点灯記録防止に対応し、地上デジタル放送電波への干渉を低減するノイズ低減設計となっている。

仕様は、DDR01が、約2.95型フルカラーTFT液晶を搭載。撮像素子は1/3型カラーCMOS。有効画素数は400万画素。最大記録画角は水平約145度、垂直約76度(対角約178度)。測位衛星はGPS/GLONASS/みちびき。

記録メディアはmicroSDXC/SDHCカード8GB~128GBに対応。本体サイズは約101×65×46.5mm。重量は約190g。