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オフィスで弁当を受け取れるフードロッカー「Minnow Pod」

三菱地所プロパティマネジメントとミノージャパンは、大手町・丸の内・有楽町エリアで販売されているお弁当を、就業者が自社オフィスで受け取れるコンタクトレス・デリバリー・ロッカー「Minnow Pod」のサービスを東京都千代田区の日比谷国際ビルで開始した。

三菱地所プロパティマネジメントが展開するお弁当デリバリーサービス「MARUDELI」の店舗網を活用。弁当注文サイト「Minnow」を通じて事前登録ユーザーが弁当の注文から決済までを行ない、ユーザーが指定した「Minnow Pod」までお弁当を配達する。配達・格納完了と同時にユーザーには通知が届き、お弁当がピックアップされるまで、鮮度を維持しながらセキュアに保管できる。ユーザーには毎朝、様々なレストラン等のメニューが届く。

これにより、移動時の混雑解消や、待ち時間短縮による就業者の満足度向上、ビルサービス拡充に伴う、ビルの付加価値向上、新型コロナでニーズが高まるフードデリバリーに対応し、弁当提供店舗と就業者とを繋ぐコンタクトレスデリバリー拠点としての活用を狙う。

取り扱い店舗は「MARUDELI」対応のMarunouchi Happ、塚田農場、 WISE SONS TOKYO、とんかつ まるやなど14店舗、約55種類の弁当。登録料、年会費、システム料などは不要。

まずは、日比谷国際ビルで9月28日から、新国際ビル(共に東京都千代田区)で10月5日から展開を開始。将来的には三菱地所グループが大手町・丸の内・有楽町エリアで展開する他のオフィスビルへも拡大を検討している。

Minnow Podは、コンタクトレスデリバリーに対応するロッカーで、タッチパネルや取手、ダイヤルロックなどのインターフェイスがなく、スマートフォンから操作する。格納庫内部や扉など、ユーザーが触れる場所には抗菌施工が施されている。

MARUDELIは、オフィステナントの専用部でランチタイムに弁当を販売するサービス。大丸有エリア店舗テナントを中心に弁当を販売しており、対面販売のほか、会議や研修などにまとめて配達する注文販売にも対応する。7月1日からは、丸ビル・新丸ビルの就業者向けの弁当デリバリーサービス「MARUDELI for workers」を開始している。