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Uber、高齢タクシードライバーが多い日本専用のアプリを開発

Uberは、日本専用のドライバー向けタブレットアプリを9月1日から提供開始した。

これまでも「Uberドライバーアプリ」を提供しており、ドライバーはアプリを見ながら配車を確認できた。しかし、一部のドライバーから「アプリが使いにくい」とのフィードバックを受けていたほか、日本のタクシー運転手は60歳以上であることが多く、スマートフォンを使用したことがない人も少なくない。

そのため、小さな文字やボタンなどが、ドライバーにとってアプリの操作を困難にしていた。これは高齢ドライバーが多い、日本に特有の問題だったという。

そこで、Uberは日本のタクシードライバーのために、ドライバーアプリの新しいバージョンの開発に着手。乗務員へのヒアリングにより意見を求め、デザインを決定。約8カ月かけて開発した。

新アプリでは、横向けに変更。また、ボタンの大型化や画面タップ回数の削減、支払い方法の常時表示などの改善を行なってる。

主な機能改善

縦型から横型へ表示の向きを変更

ほとんどのタクシー乗務員はUberの利用にはタブレットを使用。このため、地図をより見やすくできるようアプリの向きを変更した

大きな文字とボタ

熟練ドライバーの中には、小さな文字や小さなボタンの操作に不慣れな人もいることから、乗務員が使いやすいように、これらを大きくした

客情報を画面右側に常に表示

これにより、乗務員が行なわなければならない操作(たとえば、乗車の開始)のために画面をタップしなければならない回数を削減

支払い方法を常に表示

乗務員は、客が現金で支払うか、アプリ内で支払うかを簡単に確認できる