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PayPayとWeWork、ニューノーマル時代のオフィス。席数75%減

PayPayとWeWork Japanは、オフィスの役割を再定義し、PayPayの新オフィスを共同設計した。新オフィスはWeWork Japanが8月に開設した「WeWork 神谷町トラストタワー」に9月末完成予定。ニューノーマル時代のオフィスとして、従来のデスクワーク用座席を75%減らし、従業員同士が交流できるゾーンを設置。従業員がオフィスに物理的に集まるメリットを最大限に引き出す。

以前のPayPayは、オフィスでの勤務を基本とし、従業員が一堂に会して業務を行なっていた。しかし、新型コロナウイルスの影響で、現在では在宅勤務が原則。作業のためのオフィス出社は不要となっている。

こうした状況にあわせ、オフィスを再設計。社内外にいる従業員がシームレスなコミュニケーションがとれるオフィスが必要と考え、「オフィスの役割の再定義」「三密回避・安全確保」「共創・協働の実現」の3つを今後のオフィス戦略として掲げた。

オフィスを「作業・商談の場」から「チームワークによる新しい価値を創出する場所、従業員のエンゲージメントを高める場所」とし、一から設計したオフィスに移転を決定した。

オフィスの総席数は従来の968席から228席に大幅減(出社率25%上限)。2mのソーシャルディスタンスを徹底し、従業員の安全を守る。オープンなラウンジスペースやワークスペースを設置することで、従来のオフィスよりも活気が溢れコミュニケーションが促進されるオフィスを目指す。

PayPay新オフィスは、4つの独立したゾーンを設置。従業員一人一人が自由に働き方を選択することができるニューノーマル時代に適したアクティビティ・ベースド・ワーキング(ABW)を実現し、コミュニケーションの促進や偶発的なコラボレーションが生まれやすいスペースとしている。

4つのゾーンは下記の通り。

(1)コミュニティ&ソーシャル
偶発的な出会いやコラボレーションが生まれるオープンラウンジスペース

(2)アクティブ・コラボレーション
対面ならではの深い議論やブレインストーミングに適したオープンワークスペース

(3)ラーニング
チームワークを高め、エンゲージメントを促すセミナーエリア

(4)デスク・ワーク
ソーシャルディスタンシングに配慮し、業務に集中できるデスク・ワークエリア