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電車遅延でクーポン即時配布。ブロックチェーン活用のMaaS実証実験

SOMPOホールディングスと損害保険ジャパン、ナビタイムジャパン、LayerXは、保険事故発生の自動検出や保険金支払業務自動化の技術検証のため、MaaS領域におけるブロックチェーン技術を活用した実証実験を、8月18日から共同で実施する。

「NAVITIME」と「乗換NAVITIME」の利用者からテストモニターを募り、LayerXのブロックチェーン技術を活用した、保険事故発生の自動検出と保険金支払業務自動化の技術検証を主目的とした実証実験。「電車の運行遅延」を保険金請求事由と見立て、JR宇都宮線・高崎線・埼京線の遅延情報を自動検知。位置情報をもとに当該遅延の影響を受けたと判定されるテストモニターに対し、保険金に見立てたデジタルクーポンを即時に自動発行・配付する。

技術検証だけでなく、新たな体験価値として受容されるサービスか否かを検証するため、クーポンを受け取ったテストモニターへ、満足度を問うアンケートも実施する。実証実験の期間は8月18日から9月30日で、実証実験モニター募集ページでモニターを募集している。

出発地から目的地までの移動ニーズに対して最適な移動手段をシームレスに一つのアプリで提供する「MaaS」領域で、ブロックチェーンを活用したサービスを消費者向けに提供する実証実験は国内初という。