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バーベキュー食材を楽天の自動走行ロボットがテントに配送。東急リゾートタウン蓼科
2020年7月21日 12:28
楽天と東急リゾーツ&ステイは、グランピング施設での自動走行ロボット(UGV:Unmanned Ground Vehicle)による商品配送サービスを、8月1日から9月22日まで期間限定で提供する。配送料は施設利用料金に含まれる。
利用者が備え付けのスマホ端末から注文したバーベキュー食材などを、自動走行ロボットがテントまで配送する。スタッフの負担を軽減し、非対面での受け渡しも実現する。
東急リゾーツ&ステイが運営する長野県茅野市の複合リゾート施設「東急リゾートタウン蓼科」のグランピング施設「グラマラスダイニング蓼科」内にあるグランピングサイト「THE CAMP」宿泊者を対象としたサービス。期間中の土曜日、日曜日、祝日の夕食時と朝食時に利用できる。宿泊料金は1泊3万2,000円から6万円。
THE CAMPのテント内に設置された商品注文用のスマホに搭載された専用アプリから注文。商品は施設内のアウトドアグリル「THE ROOF」から配送される。テントに到着した自動走行ロボットの操作パネルに暗証番号を入力すると、配送ボックスが解錠されて受け取ることができる仕組み。
対象商品は、夕食時はバーベキュー用食材、ウェルカムオードブルおよび食後デザートを含む全19品目を、朝食時はパンやサラダなどの朝食セットを配送する。雨天などの悪天候時には運用を中止する。
東急リゾーツ&ステイが運営する施設で自動走行ロボットによる商品配送サービスを提供することと、楽天が自動走行ロボットによる無人配送ソリューションを提供し、提供先の運用のもと商用サービスとして展開するのは今回が初めて。
今後、楽天は2020年内に自動走行ロボットの公道走行による配送サービスの実証も予定。東急リゾーツ&ステイは、「東急リゾートタウン蓼科」内に存在する別荘地での試験運用の検討を開始し、別荘地定住者が増加していることから買い物支援の側面で利用持続可能なリゾート地の運営方法構築を目指す。