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マイナンバーカード読取りとクレカ対応のマルチ決済端末

フライトシステムコンサルティングは、マイナンバーカードの読み取りに対応したマルチ決済装置「Incredist Premium II」を、今秋より発売する。クレジットカードによる決済と、マイナンバーカードによる本人確認などを1つの端末で読み込み、両者の紐付けも可能。

クレジットカードや電子マネーなどに対応する決済装置「Incredist Premium」の後継機で、小売業・医療関係向け。地方公共団体情報システム機構が運営する「適合性検証済ICカードリーダライタ一」の適合試験を受け「マイナンバーカードに対応したICカードリーダライタ」として認定された。

クレジットカード決済などに加えて、マイナンバーカードによる本人認証も可能。2021年3月から予定されている、健康保険証のマイナンバーカードへの統合後は、病院で健康保険証の確認と、決済の両方を1つの端末で実現できる。

WindowsやiPadを使ってマイナンバーカードを読み取り、公的本人認証、氏名、住所、生年月日などの情報を取得するソフトウェアライブラリも提供予定。各アプリケーションベンダーは、このライブラリを使ってマイナンバーカードに登録されている情報を利用できる。

決済情報と本人認証情報を紐付けることができるため、携帯電話や生命保険の契約、クレジットカードの申し込み時などに、入力の手間やミスを無くすアプリケーションを実現する。

読み取り可能なカードは、磁気クレジットカード、接触型ICによるクレジットカード(EMV)、非接触ICクレジットカード(コンタクトレスEMV)、Apple Payの他、国内電子マネー各種。