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「大阪コロナ追跡システム」、5月29日開始

大阪府は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため「大阪コロナ追跡システム」の運用を開始する。5月29日から飲食店以外の施設、6月1日から全対象施設で開始。対象者は大阪府民。

大阪コロナ追跡システムは、QRコードを活用し、緊急事態宣言解除後の新型コロナウイルス感染拡大を抑制することを目的としたシステム。不特定多数の人が集まる施設、店舗およびイベントを対象とする。USJでも営業再開を機に導入する。

施設等の事業者は、システム利用のためのQRコードを目立つ場所に掲示。QRコードは、大阪コロナ追跡システムの登録専用ホームページから申し込み、大阪府が送付するQRコードを印刷して掲示する。

府民の利用方法は、イベント会場や施設に掲示されているQRコードを読み込み、メールアドレスを入力する。なお、利用するイベントや施設ごとに登録する必要がある。メールアドレスは大阪府が管理し、登録から2カ月後に消去する。

新型コロナウイルス感染者の施設等の利用が判明し、その数が業種・規模に応じて設けたアラート基準を上回る数となった際、当該施設等で同じ日にメールアドレスを登録した人に、健康管理を促す内容のメールを送信。行動変容を促すことで感染拡大防止を図る。あわせて、当該箇所でのクラスター発生のおそれ等を早期に検知することを目的とする。

アラート基準や対象施設は6月1日からの試行実施とし、運用状況を見極めて7月末までに見直しを検討する。

対象となる施設は、飲食店および緊急事態宣言時に休止要請をしていた施設で不特定多数の人が利用する施設。イベントは、不特定多数の人が参加するイベント。

吉村大阪府知事 定例記者会見(令和2年5月27日)