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すかいらーく、グループ全店深夜営業を廃止。23時30分閉店に

すかいらーくホールディングスは7月1日から、すかいらーくグループ全店舗で深夜営業を廃止。全店原則23時30分までの営業とする。すかいらーくグループでは1月より、24時間営業の廃止を進めていた。

対象となるのは、すかいらーくグループのガスト、ジョナサン、バーミヤンなど約2,600店舗。日をまたぐ深夜営業を原則廃止する。新型コロナウイルス影響前の閉店時間が23時30分以前の店舗については、従来と同様の閉店時間。施設内に入居する店舗は施設の営業方針に準ずる。

狙いは、ライフスタイルの変化や、宅配・テイクアウトの需要拡大への対応。

すかいらーくグループでは、新型コロナウイルス終息後も在宅ワークや日常の買い物など、生活の中心がランチやディナータイムへ移行し、深夜時間帯のニーズは減少すると想定。昼間時間帯の需要拡大に対応する。

また、新型コロナウイルスの経験により、今後宅配やテイクアウト需要は拡大すると推測。レストランサービスの品質に対する期待値も高まるものとし、ランチやディナータイムに人的資源を集中させ、イートイン以外のビジネスの需要拡大への対応とレストランの顧客サービス品質向上を目指す。

そのほか、女性やシニアにとって働きやすい職場環境の整備や、従業員の雇用維持と新たな雇用機会の創出を目標に掲げる。

深夜営業時間の短縮を通じて職場環境の改善を図るとともに、全従業員のワークライフバランスの充実を推進。深夜帯の従業員に対しては別時間帯への出勤交渉を行なう。また、宅配やテイクアウトの需要に応えていくことで、雇用の創出を図る。