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地図サービス「Mapbox」、日本本格展開。ソフトバンクと合弁会社

地図情報サービスを提供する米Mapboxとソフトバンクは、合弁会社「Mapbox Japan JV合同会社」を3月に設立し、日本市場での本格展開を目指す。

Mapboxは、6億人を超える月間アクティブユーザーを有するサービスで、CNNやFacebook、IBM、Lonely Planetなどが採用。ウェブ(JavaScript)とモバイルアプリ(iOS/Android)の双方に対応しているほか、さまざまなテンプレートを用意しているため、高品質な地図情報サービスを簡単に開発できるという。

店舗データや気象、交通情報、航空写真などのデータを地図上にレイヤーとして重ね合わられるほか、Mapbox独自の地図API/SDKにより、検索やナビゲーション機能も一つのサービス上で提供できる。AR機能を有する「Vision SDK」にも対応する。

Mapbox Japanの設立により、国内でのサポート体制を強化。新型コロナウイルス感染症の影響範囲のモニタリングなどでMapboxのサービスを活用する企業を対象に、特別支援を実施する。柔軟なデザイン性やカスタマイズ性により、Mapboxでは顧客独自の地図情報サービスを簡単に開発できようになるという。