タクシーのドラレコ映像から最新の地図データに反映。ゼンリン×MoT

ゼンリンとMobility Technologiesは、ナビゲーションシステムや自動運転時に使われる地図情報のメンテナンス効率化に向け、道路情報の自動差分抽出の共同開発を行なうことで合意した。

Mobility Technologies(MoT)は、4月1日にJapanTaxiが社名変更して誕生。タクシーアプリの「JapanTaxi」と「MOV」の事業統合を予定している。

地図など位置情報ソリューションのゼンリンと、モビリティ事業のMoTが提携し、両社のアセットを掛け合わせ、高鮮度な地図情報のメンテナンスのための道路情報の自動差分抽出の共同開発に着手する。

高鮮度地図のイメージ

MoTは、日々運行するタクシーやトラックに設置されたドライブレコーダーから映像データを取得。既存の地図情報と実際の道路情報の差分を機械学習により自動で抽出する。この変化情報をゼンリンで活用し、時空間データベースとして逐次メンテナンス、高鮮度な地図情報の提供を可能とする。

ドライブレコーダーで撮影した画像

道路の建設や交通標識の新設・変更、路面ペイントや信号機の情報など、日々刻々変化する道路情報を取得し、変化に対応。正確な地図情報を提供するに共同で取り組む。