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NTTとゼンリンが資本提携。「高度地理空間情報データベース」構築

NTTとゼンリンは26日、資本業務提携に合意した。地図データベースなど活かした、インフラ管理、MaaS、自動運転分野、スマートシティなどのビジネス拡大を目指す。NTTはゼンリンが実施する自己株式の第三者割当を引き受け、発行株式総数の7.32%を取得する。

NTTとゼンリンは、インフラ管理、MaaS・自動運転分野、スマートシティ等などのビジネス拡大で協力。NTTが構想する「4Dデジタル基盤」のため、NTTグループの高精度測位技術、高精度な地図整備・インフラ維持管理のノウハウと、ゼンリンの地図制作ノウハウを活用し、高精度で豊富な意味情報を持つ「高度地理空間情報データベース」を2020年度より共同で効率的に構築する。

4Dデジタル基盤の概念図

4Dデジタル基盤は、「高度地理空間情報データベース」上に、多様なセンシングデータをリアルタイムに統合し、高速に分析処理を行なう。地図データの高精度化や、道路を中心とした高精度3D空間情報整備のほか、位置・時刻が高精度なセンシングデータのリアルタイム収集や多様なシミュレーションによる未来予測などに活用する。

4Dデジタル基盤が提供する価値