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コンテナを介して工具などを貸し借りできるサービス。下北沢で

サービスイメージ

住友商事と博報堂は、小田急電鉄が運営する「下北線路街 空き地」にて、共有コンテナを介した住民同士の準生活必需品シェアリングサービスの実証実験を開始する。実施期間は2月1日から4月中旬。

半径数km圏内の近所で暮らす住民同士など、特定コミュニティ内でのモノのシェア(貸し借り)をサポートするサービス。

街中の公園や空き地などのパブリックスペース、団地やマンションの共有部に、物品を収容した共有コンテナを設置。レジャー用品や電動工具、旅行用品など、あると便利だが常備しておくほどではない“準生活必需品”を、街やコミュニティが所有して貸し出したり、住民同士で貸し借りして活用していくことを狙いとする。

共有コンテナ設置の様子

下北線路街 空き地は、下北沢駅から徒歩5分の、レンタルスペースや飲食エリアを有する地域。ここに共有コンテナを1台設置。住友商事と博報堂が約50品目の物品を用意し、使用したい借主に貸し出すことで、貸し出し需要の高い物や利用率などのデータを収集する。

また、生活者同士の貸し借りが生まれるかも検証し、利用者にとっての利便性や効率性、サービスとしての安全性や事業性を検証する。

実証実験では、貸し借りの料金は無料。貸出期間は物品ごとに運営側で設定する。本サービス時には、クラウド・アプリで料金設定や支払いができる仕組みを検討する。