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JapanTaxi、「事前確定運賃」開始。東京と北海道

タクシーアプリ「JapanTaxi」は、 10月28日より「事前確定運賃」に対応。東京の日本交通と、北海道の金星自動車の合計約2,200台から開始する。事前確定運賃は、国土交通省が4月に本格運用ルールを策定したもので、10月28日はサービス実施の認可初日。

事前確定運賃では、出発地から到着地までを事前入力し、提案されるルート・運賃の中から最適なものをユーザー自身が選び、事前に運賃が確定する。迎車料金・高速道路利用料は別途。ルートと運賃を事前に提示できるからこそ導入可能となった、配車アプリが入り口となる新たな運賃料金体系としている。

これにより、タクシー乗車時のネックとなる「金額がわからない」という不安要素を解決し、日頃タクシーに乗車しない人が乗車するきっかけを作ると共に、支払いとルートの両方を明確にすることで、既存のユーザーの満足度を上げ、かつ、乗務員の心理的負担軽減が期待されるという。

対応エリアは東京都の23区、武蔵野市、三鷹市(日本交通全4,600台のうち約2,000台)と、北海道の札幌市内、千歳市内(金星自動車全179台)。10月28日15時以降随時開始する。なお、今後東京都内では、帝都自動車交通の全1,119台でも11月より開始予定。

利用方法は、対応エリア内にて、アプリ上で乗車地・降車地を入力。ネット決済を選択し、即時配車した際に事前確定運賃が表示され、選択できる。事前確定運賃利用時の領収書は、メールで送られてくる領収書とWebサイトから発行できる領収書のみ。

利用イメージ

事前確定運賃の利用時に、ユーザーの希望で経路を変更する場合は、事前確定運賃を全額支払い、経路変更を申し出た場所から新しい目的地までメーター運賃で支払う必要がある。なお、事前確定運賃分とメーター運賃分の領収書は別発行となる。

なお、S.RIDE(みんなのタクシー)も10月28日より事前確定運賃に対応する。