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パワーアシストスーツがパラ・パワーリフティングのおもり交換を支援。パナソニック

パナソニックは、「パワーアシストスーツ」を世界パラ・パワーリフティング(WPPO)競技大会に提供する。競技の補助員がパワーアシストスーツを着用することで、バーのプレート(おもり)着脱などの作業負担を軽減する。

パワーアシストスーツは、作業をするひとの身にまとうロボットで、作業者の手足の動きをセンサーが感知し、モーターが作動し筋力をサポートするもの。今回提供するATOUN MODEL Yは、床面付近から腰の高さでの荷物の持ち上げ下げの際に、腰の負担を軽減し、空港や工場、物流・建設・農業現場などの作業現場で活用されている。

パラ・パワーリフティングは、下肢に障がいのある選手によるベンチプレス競技。男子は49kg級から107+kg級、女子は41kg級から86+kg級まで10階級が用意されており、各階級に合わせてのプレートの交換・追加作業は補助員が行なう。公式試合で使用されるプレートは、一つ10~50kgの重さがあり、補助員は数人いるが、大きな大会となるとプレートの取り外しを1人で100回以上行なわねばならない。

パラ・パワーリフティングへの提供に向け、WPPOと協力して実証実験をプレート着脱作業の安全性の向上や、プレート着脱作業時間減少による大会時間短縮、補助員のパフォーマンス向上、補助員の筋肉痛や身体的負担の軽減、競技者の安心感の向上などが確認されているという。

またWPPOは、東京2020パラリンピックでのパワーアシストスーツ採用を決定。パナソニックとWPPOはオフィシャルサプライヤーとなるパートナーシップ契約を締結している。