ニュース

LINE、「OpenChat」開始。「適度な距離感」の新たなグループトーク

LINEは19日、グループ機能を拡張した新機能「OpenChat」を提供開始した。友だち同士が繋がるLINEの「トーク」に対し、友だちでなくても共通の関心事や共通点がある人同士で会話できる機能。iOSとAndroidのLINEアプリの最新バージョンから対応する。

OpenChatは、興味関心事やライフスタイルの共通点をベースにグループトークや情報交換できる機能。トークルームごとにプロフィールの名前と写真を設定でき、職場や出身校などのオフィシャルな関係や、保護者同士などのセミプライベートな関係、ライフスタイルや趣味の共通点があっても友だちになる程ではない場合などに、「適度な距離感を保ちながらコミュニケーション」がとれるとしている。

OpenChatのはじめかた

1つのトークルームに最大5,000人まで参加可能。多人数でグループを作成した場合、グループトークを運営管理できる機能を望む声があったことから、管理人制を導入。トークルーム作成者が管理人となり、NGワードを登録できるアンチスパムボット機能などを活用しながらトークルームを運営できる。また、管理者は共同管理者を最大100名まで指名可能。

トークルームの招待/参加方法は、誰もが参加可能、管理者が参加を承認、参加コードの入力が必要の3種類を用意。トークルーム作成後でも設定は変更できる。

トークルームに参加したユーザーは、参加する前の履歴をテキストでは約180日分、画像では約30日分遡って閲覧可能。情報収集や、参加前のトークの内容やグループの雰囲気を把握できるとしている。

LINEにOpenChatが登場!

コラボ企画も展開

OpenChatでは、「LINE NEWS」「MISS MR CIRCLE CONTEST」「荒野行動」との連携・コラボレーションを予定。連携・コラボレーションは、今後も随時開催するという。

LINE NEWSとのコラボでは、 9月に実施されるサッカー日本代表戦を対象に、スポーツファン同士が交流できるトークルームを作成。MISS MR CIRCLE CONTESTとのコラボでは、青山学院大学・立教大学・中央大学・東京大学・学習院大学・明治学院大学の各ミス・ミスターコンテストを勝ち上がったファイナリスト合計52名がOpenChatに各自のトークルームを作成、運営する。

荒野行動とのコラボでは、戦隊メンバーとのトークルームをゲーム内ボタンで作成可能になる。 作成後はゲームを離れている時でもLINEのトーク画面を通じて戦隊メンバーと交流できる。この仕組みはLINE GAME Platformと連携し、よりゲームに特化した機能として提供するもので、荒野行動が第1弾となる。

OpenChatは、8月上旬から公募したユーザーなどに先行利用を開始しており、すでに1,500以上のトークルームが作成されている。

トークルームのテーマ

先行利用で活発に使用されている機能は、トーク機能に続いて各種情報を記録として残せる「ノート」機能。 管理人は参加者に向けて注意書きを書いて掲出したり、参加者はテーマを決めてリレー形式で写真を投稿し合ったりしているという。

その他、特定のメッセージを引用・返信できる「リプライ」、 大事なメッセージをピン留めできる「アナウンス」、 相手の名前をタグ付けできる「メンション」、自由にアンケートを行なうことができる「投票」などが多用される傾向があるとしている。