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グーグル「Deep Research」を拡張する「Max」 外部データ連携(MCP)に対応

Googleは4月21日(米国時間)、Interactions APIにおいて、自律型リサーチエージェント「Deep Research」と「Deep Research Max」を、同APIの有料ティア向けにパブリックプレビューとして提供開始した。

Deep Researchは、Gemini 3.1 Proを基盤に構築されており、従来の要約中心の機能から、金融やライフサイエンス、市場調査などの業務に対応する調査基盤へと拡張された。単一のAPI呼び出しにより、Web情報と企業内データなどを組み合わせた調査を実行し、出典付きの分析レポートを生成できる。

用途に応じて2種類のエージェントを用意。Deep Researchは低遅延とコスト効率を重視し、対話型サービスなどへの組み込みを想定する。一方、Deep Research Maxは計算時間を拡張し、推論と検索を繰り返しながらレポートを精緻化する。非同期のバックグラウンド処理や定期的な調査レポート作成での利用を見込む。

機能面では、Model Context Protocol(MCP)に対応し、外部の専門データや独自データへの接続が可能となった。これにより、Webに加え、各種データソースを横断した調査が行なえる。

また、HTMLやNano Bananaを使ったチャートやインフォグラフィックを生成する可視化機能を備え、分析結果を出力できる。これにより定量データを視覚的に整理したレポート作成に対応する。

調査プロセスの制御機能も強化した。実行前に調査計画を確認・修正できるほか、検索やコード実行、ファイル検索などのツールを組み合わせて利用できる。さらに、PDFやCSV、画像、音声、動画などを入力とするマルチモーダル対応により、手元の資料を踏まえた調査が可能となる。

加えて、調査の途中経過をリアルタイムで確認できるストリーミング機能も提供する。生成されるテキストや画像に加え、途中の思考要約を表示し、進行状況を把握できる。

Deep Research Maxでは、参照する情報源を拡大し、異なる情報の比較や評価を行なうことで、分析の精度向上を図る。公開情報や専門データなどを踏まえた整理により、業務で活用しやすい形式のレポートを提示する。今後はGoogle Cloudでの提供も予定している。