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佐川急便、配送伝票入力自動化システムを本格稼働。手書き数字など読み取り

佐川急便と、SGシステム、フューチャーアーキテクトは、佐川急便の配送伝票入力業務における人の入力作業をAIが代替し自動化する新システムを7月に本稼働させた。これにより作業時間の大幅な短縮を実現するという。

深層学習を活用した文字認識などをベースにフューチャーアーキテクトとSGシステムが新システムを開発。配送伝票情報の読み取りから既存システムへのデータ連携までを自動化した。これにより、佐川急便の配送伝票情報入力を受託しているSGシステムでは、作業時間を月間約8,400時間短縮。労働資源を最大限に有効活用できるようになるという。

繁忙期には1日に100万枚もの配送伝票の情報を人の手によりシステムに入力していたが、これらを大幅に削減。また、新システムにおけるAIの手書き数字(サイズ、重量)の認識精度は99.995%以上で、〇で囲まれた数字や取り消し線で修正された数字も読み取るという。

さらに、複写式伝票の記入時や運搬過程で文字の擦れや傷が生じても数字を読み取り、高い品質のデータ入力を実現する。

今回の新システム開発で培ったAI技術をSGホールディングスグループ各社に順次展開。人とAIの協働を推進する。