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ANAら、ドローンで玄界島からアワビを配送。LINEで注文

ANAホールディングス(ANAHD)、LINE Fukuoka、自律制御システム研究所(ACSL)、NTTドコモ、ウェザーニューズは、福岡市の協力の下、福岡市西区玄界島とざうお本店間、玄界島と能古島キャンプ村間において、LINEで注文した海産物を、小型無人航空機(ドローン)で輸送する宅配サービス実現に向けた検証を実施する。期間は7月30日から8月2日。

PF-1(ANA仕様)

ざうお本店と能古島キャンプ村でバーベキューをしている利用者へ、玄界島産の海産物(アワビ、サザエ)をドローンで輸送する宅配サービスを検証する。飛行する機体は、ACSL社製PF-1(ANA仕様)。飛行区間は、玄界島ヘリポートからざうお本店前の砂浜(6.4km)、玄界島ヘリポートから能古島キャンプ村横の砂浜(10.3km)の2路線。

飛行区間

海産物の注文、決済にはLINE公式アカウントを利用。トーク画面から現在地を選択後、メニューや数量を選択し、LINE Payで決済すると注文番号が発行される。

LINEによる商品選択、決済のイメージ

各社の役割は、ANAHDがドローンの運航管理(検証の代表事業者)、ウェザーニューズが気象情報サポートと有人航空機(ヘリコプター)監視のための飛行位置情報提供、LINE Fukuokaが物流における注文・決済機能の提供、ACSLが機体の提供および運航サポート、ドコモがドローンの上空飛行に係るLTEネットワークの提供、およびdocomo sky(ドコモスカイ)の運航支援基盤による上空の電波状況を考慮した運航計画の策定支援、福岡市が検証対象となる地域及び関係者との調整等。