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飛来虫の侵入を強力な送風と2層の風で防ぐ「バグフラッシャー」

竹中工務店は、害虫管理が求められる食品・医薬品製造施設などの建物開口部の防虫対策として、飛来虫の侵入抑制設備「バグフラッシャー」を開発した。7月中の販売開始を予定している。

バグフラッシャーは、2層の風の流れによって虫の侵入を妨げる「防虫エアカーテン」。シャッター開口前に付近の虫を強力な送風により吹き飛ばす「フラッシング」機能を搭載したことが特徴。

フラッシングにより、シャッター付近の飛来虫を吹き飛ばし、2層の風によるエアカーテンで虫の侵入を抑制する。これまでは、モーター駆動のルーバーを使い、フラッシングからエアカーテンの動作切り替えまで約5秒かかっていたが、これを最短約1秒まで短縮。迅速にシャッター開口できるようになった。

従来の防虫設備「エアフラッシャー」からの改良点は、シャッター開口までの時間を風の特性を利用して短縮したことと、可動部品を減らすことで装置の耐久性を向上したこと。