ニュース

将棋連盟とリコー、AIで棋譜を自動生成。記録係不足を解消

日本将棋連盟とリコーは、将棋対局時の記録係の不足に対応するために、棋譜を自動的に生成する「リコー将棋 AI 棋譜記録システム」(リコー棋録)を開発した。7月からシステムの実証実験を共同で開始する。

現在、日本将棋連盟では、年間3,000局以上の対局が行なわれており、全ての対局で棋譜の記録と計時が記録係によって手動で行なわれている。記録係は、プロ棋士を目指している奨励会員が主に担当するが、近年、高校・大学に進学する奨励会員が増えているほか、対局数が増加しているため、記録係が慢性的に不足しているという。

リコー棋録では、これまで手動で行なわれてきた棋譜の記録を自動化。リコーによる画像処理技術とAI技術を活用し、対局の盤面を天井からのカメラで動画撮影、AIソフトに取り込み解析することで、リアルタイムで棋譜を生成し、将棋連盟の「棋譜データベース」に取り込む。これにより、記録係の人材不足の解消を目指す。

7月から開始される、第9期リコー杯女流王座戦本戦トーナメントから実証実験を開始し、2020年4月以降の本格運用を目指す。