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東京五輪記念貨幣、第3次発行分の図柄公開。財務省発表

財務省は、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックを記念する貨幣の第3次発行分として、一万円金貨幣1種類、千円銀貨幣4種類、百円クラッド貨幣5種類の計10種類の図柄を発表した。

オリンピック一万円金貨幣。表面は「勝利」(野見宿禰像)と「栄光」(ギリシャの女神像)と「心技体」(左)、裏面は東京2020オリンピックのエンブレム(右)

記念貨幣は、大会開催直前までに4回に分けて37種類発行。今回、第3次発行分の図柄が決定した。

オリンピックの図柄は一万円金貨幣が1種類、千円銀貨幣と百円クラッド貨幣が表面各3種類、裏面各1種類。

一万円金貨幣の表面は、「勝利」(野見宿禰像)と「栄光」(ギリシャの女神像)と「心技体」を図柄化。裏面は東京2020オリンピックのエンブレムを図柄化する。

千円銀貨幣の表面は、「体操」「柔道」「卓球」の3競技をそれぞれ図柄化。裏面は東京2020オリンピックのエンブレムとソメイヨシノとイチョウの葉を図柄化する。

千円銀貨幣。表面の「体操」(左)と「柔道」(右)
表面の「卓球」と裏面の東京2020オリンピックのエンブレムとソメイヨシノとイチョウの葉

百円クラッド貨幣の表面は、「アーチェリー」「カヌー」「自転車競技」の3競技をそれぞれ図柄化。裏面は東京2020オリンピックのエンブレムを図柄化する。

百円クラッド貨幣。表面の「アーチェリー」(左)と「カヌー」(右)
表面の「自転車競技」(左)と裏面の東京2020オリンピックのエンブレム(右)

パラリンピックの図柄は千円銀貨幣が1種類、百円クラッド貨幣が表面2種類、裏面1種類。一万円金貨幣は第三次発行分では発行されない。

千円銀貨幣の表面は、「車いすテニス」を図柄化。裏面は東京2020パラリンピックのエンブレムとソメイヨシノとイチョウの葉を図柄化する。

千円銀貨幣。表面の「車いすテニス」(左)と裏面の東京2020パラリンピックエンブレムとソメイヨシノとイチョウの葉(右)

百円クラッド貨幣の表面は、「アーチェリー」「陸上競技」の2競技をそれぞれ図柄化。裏面は東京2020パラリンピックのエンブレムを図柄化する。

百円クラッド貨幣。表面の「アーチェリー」(左)と「陸上競技」(右)
百円クラッド貨幣裏面。東京2020パラリンピックエンブレム

一万円金貨幣は純金製。量目は15.6g。直径26mm。発行枚数は4万枚。

千円銀貨幣は純銀製。量目は31.1g。直径40mm。オリンピック・パラリンピックのエンブレム側には彩色が施される。発行枚数は各10万枚。

百円クラッド貨幣は白銅、銅製。量目は4.8g。直径22.6mm。発行枚数は各394.8万枚。

一万円金貨幣と千円銀貨幣は、造幣局からの通信販売となる。申し込み予定時期は11月1日から3週間程度。発送時期は2020年3月頃から。価格は一万円金貨幣が122,223円(税込)、千円銀貨幣が9,676円(税込)。価格は消費増税後のもの。

百円クラッド貨幣は、取扱金融機関の窓口で額面価格により引換えが行なわれる。