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「日本三景松島にふさわしい駅舎」へ。経年92年の松島海岸駅を建替え

JR東日本仙台支社は、仙石線「松島海岸駅」の駅舎を全面的に建替える。2021年冬頃に新駅舎利用開始、2022年春頃に工事完了を予定。

全体パース

松島海岸駅は、松島観光をはじめとする観光客にも利用されている駅だが、1927年の仙石線開業時の老朽化した木造駅舎で、バリアフリー設備が未整備となっている。現駅舎は経年92年、構造は木造1階建。

現在の駅舎正面

建替えは、改札口からホームまでをバリアフリー化するとともに、観光案内のためのスペースを設ける等、「日本三景松島」にふさわしい駅舎とすることが目的。

新駅舎のデザインは、広場に面している駅舎正面に大型のガラスを採用し、駅舎内が明るく開放的な空間となるよう計画。周辺の樹木との調和に配慮し、落ち着いた色合いの外観とした。

新駅舎正面 イメージ
新駅舎内観 イメージ

新駅舎の構造は鉄骨造3階建。多機能トイレ、ホーム用エレベーター、待合・観光案内・事業スペースを整備する。また、転落防止用固定柵を設置する。

ホームについては、現在は1つのホームで1番線と2番線として使用されていたが、建替えで1番線ホームを新設、既設ホームが2番線となる。

現在のホーム
整備後のホーム

今後の予定は、仮駅舎切替えが2019年冬頃、新駅舎利用開始が2021年冬頃(1番線新設ホーム用エレベーター使用開始)、工事完了が2022年春頃(2番線既設ホーム用エレベーター使用開始)。