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カブドットコム証券がiDeCo開始。「カブコムのiDeCo」

カブドットコム証券は、4月27日から個人型確定拠出年金「カブコムのiDeCo」を開始する。KDDIアセットマネジメント(KDDI-AM)が運営管理機関、受付金融機関として提供する。

27本の運用商品を用意。信託報酬が業界最低水準となるインデックス投資信託を中心に、国内外の株式・債券、不動産(REIT)、新興国株式・債券などの投資信託や、定期預金などをラインアップしている。

カブコムのiDeCoでは、スマートフォンから操作ができるiDeCo専用アプリを用意し、節税効果のシミュレーションや、申し込み、運用商品の選択などが行なえる。また、カブコムのiDeCo利用者限定の株式売買手数料の割引プログラムなども実施を予定としている。毎月の掛金拠出額の状況や運用実績も確認可能。運営管理手数料は永年0円。

節税シミュレーション画面
資産残高確認画面

「iDeCo」(個人型確定拠出年金)は、毎月決まった掛金を投資信託や定期預金などで積み立て、原則、60歳以降に年金または一時金で受け取る私的年金制度。積立期間中の掛金全額が所得控除、運用期間中の運用収益(利息・売買益)が非課税になり、受取時にも一定額まで非課税と3つのタイミングで税制優遇を受けられる。

カブドットコム証券は、'18年7月に「つみたてNISA」を開始するなど、資産形成のサポートを強化しており、税制メリットの多いiDeCoをサービスに加える。

カブコムのiDeCoの提供は、KDDI-AMとカブドットコム証券の業務提携によるもの。KDDI-AMは、'18年にアセットマネジメント事業や確定拠出年金運営管理業へ参入し「auの投資信託」「auのiDeCo」の提供を行なっており、カブドットコム証券向けの専用プランの提供など、様々な受付金融機関に確定拠出年金のプラットフォームを提供している。

また、カブコムのiDeCoには、auの投資信託ポイントプログラムも導入する。保有残高に応じてau WALLETポイントを還元するもので、KDDI-AMはこのポイントプログラムの導入事業者拡大を目指す。