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日本初、ボタンを押すだけでタクシーが呼べる「タクシーダッシュボタン」

モバイル・コマース・ソリューション(MCS)は、ユーザーがスマートフォンやパソコンを使わずにタクシーを呼ぶことができる、タクシー配車用IoTデバイス「タクシーダッシュボタン」をタクシー会社向けに製品化した。日本のタクシー配車に対応した、スマートフォンを使用しない配車専用ボタン(IoTデバイス)は日本初。

タクシーダッシュボタンは、電源を入れ、あらかじめ配車先を登録した「1」または「2」ボタンを押すと、タクシーの到着時間・号車番号が液晶画面に表示され、タクシーが到着する。

タクシーダッシュボタンは、SIMを搭載することで、スマホとの連動やWi-Fiなどの通信設定を必要とせず、すぐに使える。また、高齢者でも使いやすいように音声案内や液晶での文字案内などを設け、ボタンは電源ボタン、「1」ボタン、「2」ボタンのみで、ダブルクリック等のない分かりやすい作りを実現したとしている。

タクシーダッシュボタン

タクシーダッシュボタンからの配車依頼は、タクシー会社の配車受付システムに届くため、電話応対の必要がなく、複数の依頼を一度に受付可能。また、事前に配車場所を登録するため、住所の聞き間違い等もなくスムーズに配車受付ができる。

つまり、このボタンを使用することで、高齢者を中心とした電話によるタクシー配車依頼をスムーズにするとともに、タクシー会社の電話応対の負担軽減が図れるという。

配車場所は「1」ボタンに自宅、「2」ボタンに病院など、最大2カ所登録可能。本体サイズは、80×129.44×27mm(縦×横×厚さ)。電源はACアダプタ。

配車場所だけではなく行き先の登録も任意でできるため、自宅から病院まで等、高齢者の通院や妊婦の送迎、自宅から塾まで等、子供の送り迎えといったシーンでの利用も想定されている。

つばめタクシー(新潟県)、タクシーのぱんぷきん(宮城県)、北部観光タクシー(沖縄県)、つきしろ交通(沖縄県)にて、1月から一般ユーザーへ提供、運用開始される。