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他者のドローン飛行情報を地図上で確認できるアプリ「SORAPASS care」は保険がセット

損害保険ジャパン日本興亜と日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は、ドローン飛行支援地図サービス「SORAPASS care」に保険をセット化した商品を12月5日から販売する。業務利用・ホビー利用どちらもカバーするドローン保険は国内初。

SORAPASS Careの画面イメージ

SORAPASS careは、JUIDAとブルーイノベーションが開発したスマートフォン用アプリ。Android版は5日からGoogle Playにて公開。iOS版は6日から Apple Store にて公開される。サービス利用料金は保険料も含めて5,000円/年。

JUIDAとブルーイノベーションは、飛行前に飛行禁止エリア、気象情報を確認でき、国への申請書・報告書の作成をサポートするドローン飛行支援地図サービス「SORAPASS」(Web版)を2016年5月から提供。これに加えて、ホビー・商用にかかわらずドローン利用者自らが自機の使用状況、緊急連絡先を発信し、他者と飛行エリアを共有する機能を新たに開発した。

SORAPASSの機能は、自分の飛行エリアの発信機能(アプリ版のみ)、他者の飛行エリアの確認機能(アプリ版のみ)、飛行禁止エリア地図表示機能(Web版・アプリ版)、飛行可能施設の紹介(Web版・アプリ版)、飛行申請書・報告書作成サポート機能(Web版のみ)、操縦者情報、ライセンス情報、機体情報の管理(Web版のみ)の6つ。

自分の飛行エリアの発信機能は、飛行開始時に自分のドローンの飛行エリアを発信することで、他者と飛行情報を共有できる機能。また確認機能で、地図上で他者の飛行情報を確認できる。

飛行禁止エリア地図表示機能は、法令等で定められる飛行禁止エリア(空港周辺や人口密集地等)に加え、石油コンビナート等の飛行危険エリアの情報を最新の地図情報上に表示。そのほか天気情報や3D情報も閲覧できる。

飛行可能施設の紹介では、ドローンの利用が可能なJUIDA試験飛行場について、最新の情報にアクセスできる。

飛行申請書・報告書作成サポート機能は、ドローンの飛行に関する申請書等の作成をサポート。操縦者情報、ライセンス情報、機体情報の管理では、自身の操縦者としての情報、取得しているライセンス情報(JUIDA操縦技能ライセンス等)や機体の情報を登録し、管理できる。

保険加入については、SORAPASS Careの申込みと連動して、賠償責任保険が自動的に付帯されるため、ユーザーは個々に保険加入の手続きを行なう必要はない。

主な補償内容は、趣味利用・業務利用を問わず、ドローンの所有・使用・管理に起因した事故により、他人にケガを負わせたり、他人の財物を壊したりしたことによって、補償対象者が法律上の賠償責任を負った場合に、1億円を限度に保険金が支払われる。

保険商品の補償内容

保険がセットになったSORAPASS Careのメリットとして、事故リスクの軽減が図れると同時に、ワンストップのトータルサービスであることを挙げている。また、万が一事故が発生した場合でも、アプリ上に表示された事故連絡先に迅速に報告できるという。