ニュース

鉛筆のようなおもむきのボールペン「LAYERED」。三菱鉛筆「uni」60周年

三菱鉛筆は、1958年の発売から今年で60周年を迎えた鉛筆「uni(ユニ)」にインスピレーションを受けた新商品として、"鉛筆のようなおもむきのボールペン"「LAYERED(レイヤード)」を、12月19日から数量限定で発売する。価格は20,000円。ボール径は0.7mmで全3種。

上からブラック、ネイビー、バーガンディ

レイヤードのデザインコンセプトは、鉛筆のおもむきと、ボールペンの良さである使い勝手の融合。プロダクトブランドPOSTALCOデザイナーのマイク・エーブルソンが、鉛筆とボールペンの中間のようなペンがあったらよいのでは、と考え、古くから変わらない鉛筆の木の板で芯を「挟む」「削る」という工程に着想を得て、金属と樹脂で鉛筆の層構造を表現したキャップ式ボールペンをデザインした。

デザインと筆記具としての性能を両立させるため、三菱鉛筆の金属加工技術によって、筆記具としての使い心地にもこだわっているという。

1本の金属棒から削り出した軸は、表面に傷がついても色が剥げないよう、金属部分の表面には硬度の高い皮膜が施され、樹脂部品は着色した樹脂で仕上げられている。さらに、樹脂部品の表面には指にフィットするように微細な凹凸を施し、キャップは磁石が吸いつくように閉まるような工夫をしているという。

マイク・エーブルソンの「使い込んでついた傷などの変化(エイジング)を楽しんで欲しい」という想いに応え、ポスタルコらしい温かみのある風合いに仕上げているとしている。

化粧箱の形状も鉛筆を想起させる工夫をし、一つ一つ手作業で作られたものを使用。鉛筆の軸と同じ六角形の貼り箱は素材にこだわり、貼り箱をくるむ紙に印字されたロゴは職人の手作業による活版印刷を用た、手作業ならではのぬくもりが感じられる仕上がりという。

「レイヤード」貼り箱

リフィルは、金属製で国際規格に準拠した「ジェットストリームインク」を搭載。ジェットストリームインクは、従来の油性インクと比べて低い筆記抵抗でなめらかに書けるほか、従来インクの約2倍の黒色密度を実現したため、くっきりと濃い描線を表現でき、速乾性にも優れているという。替芯のボール径は0.38mm、0.5mm、0.7mmの3種類を展開中で、価格は600円。