YKK AP、カギの締め忘れをスマホに通知。IoTで侵入盗も防止

YKK APは、外出時の窓・ドアのカギの締め忘れを防止する、戸締り安心システム「ミモット」を2019年1月から発売する。受信機1台＋窓2カ所＋勝手口ドア1カ所＋玄関ドア1カ所の場合、価格は120,000円で、月額利用料は500円。

ミモットは、 窓・ドアのセンサーとスマートフォンをつなぎ、玄関を出て外出した直後に窓のカギの締め忘れを通知するIoT商品。ミモット専用スマートフォンアプリで確認できる。

玄関のカギを締めると、カギが開いている窓や勝手口ドアがあれば、どこが開いているかを通知する「お出かけ時戸締り通知」、玄関のカギを締め忘れてしまっても、家から遠く離れる前にカギの締め忘れを通知する「GPS戸締り通知」、家族の名前を登録したキーで玄関ドアのカギを開けると、外出先でも家族の帰宅を確認できる「玄関ドア見守り通知」の3つの通知機能が搭載されている。

窓のカギに内蔵されたセンサーは、使用者のカギの操作により発電・通信を行なう技術を活用するので、電池などの電源や配線は不要。センサーの設置も、窓のカギを一般品から取り替えれば取り付けが完了する。

システム構成

システムのハード面は、引違い窓用クレセントセンサー、勝手口ドア用サムターンセンサー、玄関ドアスマートコントロールキー、受信機(1台あたりセンサー64個まで接続可能)で構成。

引違い窓用クレセントセンサーと勝手口ドア用サムターンセンサーは、使用者がカギを操作する力により微弱な電気を発電し、電波を送って通信を行なう技術を活用している。

なお使用には、インターネットに接続可能なWi-Fi環境が必要。対応躯体は木造。

今後は、住宅以外にも施設関係・学校関係などに幅広い対応をすすめるという。