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新iPad ProやRetina対応MacBook Air、4年ぶりMac Miniなどアップル新製品

アップルは30日、新しいiPad ProやRetinaディスプレイを採用したMacBook Air、4年ぶりのMac Miniなどハードウェア新製品を多数発表した。いずれも11月7日より出荷開始予定だ。

新しいiPad Proを披露するティム・クックCEO

新iPad ProはUSB Type-CでiPhone充電も

新しい「iPad Pro」は、ディスプレイサイズは11型と12.9型の2種類で、ストレージメモリは最大1TBで64GB、256GB、512GBも選択できる。またインターフェイスもLightningからUSB Type-Cに変更され、iPhoneの充電に対応する。価格は11型のWi-Fiモデルが89,800円~、12.9型が128,800円~。

新iPad Proは11型(左)と12.9型(右)

ホームボタンを省いた新デザインにより、ベゼルを狭額縁化。Retinaディスプレイの解像度は11型が2,388×1,668ドット、12.9型が2,732×2,048ドットで、どちらも264ppi。本体の薄さは5.9mm。

Retinaディスプレイを採用
5.9mm

ホームボタンとTouch IDを省略した代わりに、TrueDepthカメラを使った顔認識機能「Face ID」を採用する。またApple PencilもiPadの上部に磁石で固定できる新デザインとなった。第2世代Apple Pencilの価格は14,500円。

Apple Pencilを上部に固定

新しい「A12X Bionic」チップは、8コアのCPUと7コアのGPUを搭載。iPadで初めてUSB Type-C(USB-C)端子を搭載。相互通信によるカメラや楽器との連携や、5Kまでの映像出力に対応する。また、USB-C経由でiPhoneの充電も行なえる。OSはiOS 12。Apple Payに対応する。カメラは1,200万画素。フロントカメラは700万画素。

USB-C経由で外部ディスプレイ出力

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AV Watchでは西田宗千佳氏による現地速報もお伝えしている。

すべてが変わったiPad ProとリニューアルしたMacBook Air/Mac mini実機チェック

Retinaに対応したMacBook Air

新しい13.3型「MacBook Air」は31日より予約を開始し、11月7日より出荷開始する。価格は134,800円から。

MacBook Air

液晶ディスプレイがついにRetina化され、解像度は2,560×1,600ドットとなり、色再現性も向上。額縁化と薄型化により体積は17%削減した。指紋センサーのTouch IDにも対応した。

カラーはスペースグレイ、ゴールド、シルバー

最小構成は、CPUが1.6~3.6GHz駆動の第8世代Core i5、メモリ8GB、128GB SSD。オプションではメモリを最大16GB、ストレージを1.5TBまで選択できる。100%再生アルミニウムを採用。外形寸法は304.1×212.4×4.1~15.6mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.25kg。

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また、15インチ「MacBook Pro」のGPUオプションとして、「Radeon Pro Vega 16」および「Radeon Pro Vega 20」を追加する。

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4年ぶりに刷新「Mac Mini」

小型の「Mac Mini」は4年ぶりにリニューアル。価格は89,800円から。

Mac Mini

CPUなどの強化で、従来比で3~5倍の性能を実現。第8世代コアプロセッサを採用し、メモリは最小は8GBで、オプションでは16/32/64GBも選択可能。ストレージはPCI ExpressベースのSSDで、128GB~2TBまでを搭載できる。

Thunderbolt 3ポートを4基搭載。有線LANはGigabit Ethernetで、10Gigabit Ethernetも選択可能となっている。このほか、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 5.0、USB 3.1×2、HDMI 2.0、音声入出力も搭載する。外形寸法は197×197×36mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.3kg。

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