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ソフトバンクとヤフーのスマホ決済「PayPay」が、中国「Alipay」と連携

ソフトバンクとヤフーの合弁会社であるPayPayが提供するスマホ決済サービス「PayPay」が、中国のモバイルおよびオンライン決済プラットフォーム「Alipay」とのサービス連携を開始した。PayPayの加盟店において、訪日中国人などが使用するAlipayのQRコードでの決済が可能となる。

PayPayは、10月5日に提供が開始された、QRコードやバーコードを使用するスマホ決済サービス。事業者側が掲示したQRコードをユーザーがアプリで読み取るか、ユーザーがアプリに表示したバーコード(1次元バーコード、QRコード)を事業者側がレジなどで読み取ることによって決済ができる。

Alipayは、中国のアント フィナンシャル サービスグループが提供。中国におけるアクティブユーザー数は7億人以上だという。

日本を訪れる中国人観光客は年々増え続けており、日本政府観光局と観光庁「訪日外国人消費動向調査」のデータによれば、2017年には約735万人が来日し、インバウンド消費額は1.6兆円に達した。中国などから来日したAlipayユーザーが、PayPay加盟店で決済できるようにすることで、PayPay加盟店への訪日中国人の来店を促し、インバウンド消費の取り込みを支援するとしている。