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レンズ面が発熱する“曇らない”保護ゴーグル。一般的な“曇りにくい”ゴーグルとの違いは?

山本光学が、レンズ面が発熱する産業安全用保護ゴーグル HEAT-LENS「930XED」を、10月10日に発売した。価格は32,000円。

「930XED」は、安全な視界確保や作業の効率性が求められる作業現場からの「絶対に曇らないゴーグルが欲しい」との声に応えるべく開発された産業安全用保護ゴーグルだ。

山本光学は、産業安全用保護具をラインナップする「YAMAMOTO」ブランドのほか、ランニング、スイミング、スノースポーツ、モータースポーツなどで使われるサングラスやゴーグルなどをラインナップする「SWANS」ブランドを展開。930XEDでは、SWANSの面発熱スキーゴーグルで実績がある「ヒートレンズ技術」を採用した。

「ヒートレンズ技術」とは、ポータブルバッテリーから電源を供給し、内レンズ表面に施した導電性特殊コーティングがレンズ全体を面発熱させることで、レンズ内面の水分を蒸発させる技術。一般的なゴーグルはレンズ表面に塗布した防曇コーティングが水滴となじむことで曇りにくくしているが、930XEDはレンズ自体が発熱することでレンズ表面に水分を付着させないようにしてレンズが曇らないようにしているという。

サーモカメラ画像(室温26℃の場合)

さらに、2枚のレンズの間に空気層を設けてレンズの内外の温度差を中和することで曇りにくくし、加えて「高機能くもり止め」コーティングが施されている。

バッテリーは充電式。連続使用時間は常温室内で約4時間。フレーム素材は柔軟性が高いシリコンフレームで、眼鏡との併用が可能。汚れが付着しやすい現場でも1枚ずつめくって使用できる、レンズ表面に取り付け可能なティアオフレンズ付きとなっている。

ゴーグルの重さは153g、バッテリーの重さは93g。サイズは185×90×95mm(W×D×H)。リチウムイオンバッテリー、充電用USBコード、DCカールコード付属。