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Facebook、ビデオ通話ディスプレイ「Portal」。AR通話やAlexa搭載

Facebookは8日(米国時間)、ビデオ通話などのコミュニケーションが行なえるディスプレイ付きのデバイス「Portal」を発表した。10型ディスプレイの「Potal」が199ドル、15型の「Portal+」が349ドルで、米国では11月から発売。AmazonやBestBuyで発売し、11月に出荷予定。2つのPortalをセットにした298ドルのパッケージも用意する。

カメラ付きのスマートディスプレイ端末で、Portalは10型/1,280×800ドットのディスプレイを装備。Portal+は15型1,920×1,080ドットでピボット(縦位置表示)対応のディスプレイを搭載する。

Portal(左)とPortal+(右)

AIとスマートカメラ、スマートサウンド技術を組み合わせ、ハンズフリーのビデオ通話に対応する。話者が動くとカメラが追従。キッチンで料理している時に子供がリビングを走っていると、スマートカメラは皆が映るようにパンやズームを行なうという。また、スマートサウンドにより、周囲の音を低減しながら通話品質を維持するという。

“Hey Portal”と呼びかけて、ビデオ通話を開始。FacebookやFacebook Messengerの友人との通話が可能で、Portalを持っていない友人は、スマートフォンやタブレットのMessengerから通話可能。一度に7人までの同時通話に対応する。

Spotify PremiumやPandora、iHeartRadioなどの音楽配信サービスや、Facebook WatchやFood Network、Newsyなどの動画配信を視聴可能。FacebookのSpark AR platformを利用したビデオ通話のARエフェクトにも対応する。

Amazon Alexaを内蔵し、スポーツの結果や天気などをAlexaの音声アシスタントで入手可能。Alexa対応の家電コントールも行なえる。

カメラやマイクをタップするだけで機能停止できるなど、プライバシーにも配慮。カメラカバーも備えている。ビデオ通話は暗号化され、Facebookが通話やビデオの内容を見ることはないという。

ディスプレイと音声アシスタントによる操作に対応した「スマートディスプレイ」は、Googleが提唱する「スマートディスプレイ」をLenovoなどが手掛けているほか、AmazonのEcho Spot、Echo Showなどが発表されている。

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