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JR品川駅高輪口に2階建てデッキが出現?大規模開発事業計画の「中間とりまとめ」が発表

国土交通省は9月14日、JR品川駅西口(現・高輪口)の道路上空を活用した新たな駅前空間に関する事業計画の「中間とりまとめ」を発表した。

品川駅の西側(高輪口側)に改札階から直接立ち入れるデッキを設置し、駅前広場としての機能を持たせる構想。羽田空港をはじめとした都内各所への交通アクセス機能の強化と、24時間賑わう都市空間の創出、象徴的な空間や構造物の設置、帰宅困難者の受け入れ可能な施設や防災備蓄品の確保などの具体化を目指す。施行、竣工、稼働時期などは発表されていない。

現在の高輪口前は、改札階から降りてすぐ前に国道15号線が走っており、タクシーやバスの乗り場はあるものの、「広場」と呼べるような空間はない。事業の構想にある駅前デッキが完成すれば、駅の向かいにある商業施設などに直接行けるほか、国道上に設置したタクシーやバス乗り場へのスムーズなアクセスが可能になる。

また駅北側、田町駅との間には、山手線として40年ぶりの新駅「品川新駅」(仮)が建設中で、2020年の暫定開業に向けて作業が進められている。新駅付近ではオリンピックのパブリックビューイングなども行なわれる予定で、品川駅からは新駅方面へ移動できるスペースも確保するという。