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つけっぱなしにすべきか教えてくれるパナソニック新エアコン。AI空気清浄も

パナソニック アプライアンスは、世界初のAI先読み空気清浄や、外出つけっぱなし時の電気代判定機能を搭載したルームエアコン「Eolia(エオリア) WXシリーズ」2019年モデルを10月下旬から順次発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は32~43万円前後。

ルームエアコン「Eolia WX/Xシリーズ」

特徴は、AIによる先読みでの空気清浄機能と、外出時のつけっぱなし時の電気代判定機能。ウェザーニューズと連携して気象情報を取得し、運転により蓄積された住宅環境データと合わせてAIで解析し、各機能を実現する。

新搭載の「AI先読み空気清浄」は、専用のスマホアプリ経由でWi-Fiに接続したエアコンが、ウェザーニューズから天気・気温・PM2.5や花粉の飛散情報を市区町村単位・1日単位で自動取得。住宅の気密性・換気・窓の開閉状況などの環境をそれまでの運転データをもとに解析し、空気が汚れるタイミングを予測し、部屋の空気が汚れる前に清浄する。

昨年発売の「エオリア」も、アクティブクリーンフィルターとセンサーによる空気清浄機能を搭載していたが、室外から侵入する花粉やPM 2.5による空気汚染は、汚れてから清浄する以外の方法がなかった。しかし、室内のPM 2.5濃度は、室外の濃度との相関関係が認められることが分かったため、"空気が汚れてから"ではなく、室外の飛散物濃度をもとに、"空気が汚れる前に清浄"することとした。このAI先読み空気清浄は世界初の機能としている。

PM 2.5など室内の空気汚染状況はセンサーで測定。この実測値と予測値とに差があった場合は、エアコンが設置されている部屋単位で、住宅環境データを補正し、使いながら予測値の精度を徐々に高めていくという。

実測値と予測値に差があった場合は、部屋単位で、住宅環境データを補正し予測値の精度を高めていく

新搭載の「つけっぱなし判定」は、「今から何分間外出するのか」をアプリに入力するだけで、外出時にエアコンを切るべきか、つけっぱなしにするべきかを自動判定する機能。

外出の長さや時間帯に応じて、ウェザーニューズの“外出時間中の外気温変動予想データ”や、エオリアが保持する住宅環境データ、エアコンの運転設定などをもとに、エアコンをつけっぱなしにして出掛けた場合の電気代と、切った場合の運転再開後に同じ室温になるまでに掛かる電気代を算出。エアコンを切った場合と、つけたままにした場合との電気代を、比較できるようにした。

スマートフォンアプリの操作画面

また、「ナノイーX」と内部清潔機能によるカビの抑制や「ホコリみはり」などの新機能も搭載してます。

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