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ペルセウス座流星群、12日深夜から見頃に
2025年8月9日 18:30
三大流星群の一つである「ペルセウス座流星群」が、8月12日の夜から13日の明け方にかけて極大を迎え、見頃になります。
最も多くの流星が観測できる時間帯は13日の5時頃となっていますが、日本ではこの時間はほとんどの地域で日の出の直後であり、流星の観測は困難です。このため、直前となる12日の深夜から13日の夜明け前までがベストな観測時間になるでしょう。
ただし、流星群自体はこの前後にも観測は可能です。国立天文台によると、流星を普段より多く観測できるのは、11日~13日の夜までの3夜ぐらいとのこと。いずれも21時頃から流星群が出現し始め、夜半を過ぎて薄明に近づくにつれて流星の数が多くなるといいます。
流星の数については、東京では13日の3時ごろに最も多く観測できるとされていて、その数は1時間あたり30個程度と予測。12日の3時頃は1時間あたり15個程度、14日の3時台には1時間あたり20個程度を観測できる可能性があるそうです。
天候は北海道や沖縄で好条件
ウェザーニューズは、ペルセウス座流星群が極大を迎える12日深夜から13日明け方に掛けての全国の天気傾向を発表しています。それによると、12日夜は、前線から遠く離れた沖縄や奄美、北海道は星空を見られる可能性が比較的高く、ペルセウス座流星群の観測には好条件となります。
九州や中国、四国、関東甲信、東北北部、北海道南部を中心に前線や湿った空気の影響を受うけることから雲が多めの空になる可能性があるものの、流星の観測チャンスはあるとしています。ただ、前線の位置次第では雨の降る可能性もあり、今後の予報に注意しましょう。
前線の影響を受ける可能性が高い近畿や北陸、東北南部は、現時点の予報では流星観測は難しいとしています。
なお、ウェザーニューズでは、ペルセウス座流星群に関する特別番組を12日21時~23時にYouTubeで配信予定です。最大で全国4地点から星空の生中継が行なわれます。


