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アクアライン、土日祝の混雑時"50%値上げ"開始

東京湾アクアライン 海ほたるPA(写真提供:NEXCO東日本)

東京湾アクアライン上り線(木更津→川崎方面)の利用料金が、7月22日から時間帯毎に料金がかわるようになります。土日祝日の特定の時間帯で発生する混雑を緩和するための社会実験として行なわれる取り組みで、混雑時間帯は50%の値上げ、空いている時間帯はこれまで通り、または25%の値下げとなります。期間は2023年7月22日~2024年3月31日までです。

東京湾アクアラインは、ETCを利用することで大きな割引を利用することができる道路で、通常、普通車が現金で利用すると片道3,140円です。これをETCを利用することで割引が適用され、片道800円となります。これまではいつ利用しても同じ金額で利用できましたが、今回の取り組みでは混雑緩和のための実験として、時間帯による変動料金が導入されます。

対象は東京湾アクアライン上り線(木更津→川崎方面)で、下り方面はこれまでどおり、時間帯による料金変動はありません。

木更津本線料金所(写真提供:NEXCO東日本)

具体的には、普通車の場合、特に酷い渋滞が発生することが多い、土日祝日の13時~20時までは50%の値上げとなり、片道1,200円になります。逆に、20時~24時は25%の値下げとなり、600円で利用できます。なお、0時~13時までの時間帯はこれまでと同じ800円です。

料金の計算は、高速道路からアクアラインに乗り継ぐ利用者は、木更津本線料金所から川崎方面通過時、一般道からアクアラインに乗る場合は木更津金田ICを川崎方面へ通過した時間から計算されます。それぞれ通過した時間のみが起点となりますので、その後何時にアクアラインを通過しても関係がありません。

例えば、木更津本線料金所か木更津金田ICを12時30分に通過すれば、13時台にアクアラインを走行していても料金は800円、19時50分に通過すると、アクアラインを抜けた時間帯が20時を過ぎていたとしても混雑時間帯の1,200円が適用されます。もし、海ほたるPAでUターンをしたとしても、あくまで木更津本線料金所等を川崎方面に向けて通過した時間から計算されます。

今回の社会実験では、混雑時の時間帯は大きな値上げになりますが、時間帯をずらすことで、よりオトクに利用できるようになります。自身の予定を考慮しながら上手に利用したいところです。

編集部