いつモノコト

PS Portalが“もう1台のPS5”に 家族と同時に別タイトルをプレイが快適すぎた

「PlayStation Portal(PS Portal)」がアップデートにより、外出先でもPS5のゲームを楽しめるようになりました。PlayStation Plusの「プレミアム」プラン(月額1,550円)に加入することで、クラウドストリーミングに対応し、PS5タイトルをインターネット経由でプレイ可能になります。

このアップデートの注目すべき点は、クラウドストリーミングを使えば、PS5本体でプレイ中のゲームとは別のタイトルをPlayStation Portalで同時に扱える点です。

ストアで購入したダウンロード版PS5のゲームやゲームカタログに登録されているゲームをクラウドストリーミングできる

筆者は現在、自宅のPS5で「ドラゴンクエスト」をプレイ中です。ドラクエでボス戦の直前で気分転換で別ゲーをしたいとき、友人にオンラインゲームに誘われたときには、一度ドラクエを終了し、別のゲームを起動し直す必要がありました。セーブポイントに戻る手間や、進行が中断されるストレスもありました。

しかし、今回のアップデートにより、状況は大きく変わりました。ドラクエはそのままPS5本体に残し、PS Portalではクラウド経由で別タイトルをプレイする、という分けた使い方ができるようになったのです。たとえば、PS Portal側で「サイレントヒル f」のクラウド版を立ち上げてストーリーを楽しんだあとにPS5本体の電源を入れるだけで、ドラクエの続きが即座に再開できます。どちらも終了・再起動の必要がないため、ゲームの切り替えが格段にスムーズになりました。

この使い方は、自宅でのプレイにも応用できます。たとえば、妻がPS5本体で別のゲームを遊んでいるときに、筆者はPS Portalで自分がやりたいゲームを楽しむということも可能です。クラウド経由のタイトルであれば、PS5本体を占有せずに別のゲームを同時にプレイできるのです。ただし、クラウドストリーミングに対応していないタイトルもあるので事前に確認をしておきましょう。

このとき、妻側のPSNアカウント、自分のPSNアカウントは別々で分ける必要があります。1つのアカウントで起動できるのはPS5とPS Portalのいずれかのため、同一アカウントで起動するとどちらかの接続が切れる仕組みです。ただ、別々のアカウントという大前提が守られていれば、ダウンロード版を1つ購入するだけで「PS5」と「PS Portal」の両方で同時起動できることになります。今回は検証していませんが、オンライン対応タイトルであれば、マルチプレイもできると思われます。

この使い方により、PS5本体の稼働を止めずに複数タイトルを並行して楽しむという、柔軟なゲーム体験が可能になりました。これが大変便利です。

ただし、注意点もあります。まず格ゲーやオンラインFPSのように応答性を求められるゲームにはPS Portalは不向きです。ストリーミングしている都合上、遅延がどうしても生じます。とは言いつつも、三国無双 Originsのようなアクションゲームレベルであれば十分プレイできます。

各家庭のネットワークスピードに左右されますが、自宅ネットワーク経由でPS5に接続して遊ぶリモートプレイと、クラウド上にあるゲームをプレイするクラウドストリーミングによる遅延の差は感じられませんでした。タイトルごとのプレイ状況を気にせずに遊び分けたり、家族とPS5をシェアしながら自分のゲームを続けたりと、使い方の幅が一気に広がりました。

佐々木 翼