いつモノコト

ワークマンジャケットが有能! 雑に使ってもダメにならず2シーズン目突入

1年半ほど前(2年半前だったかも)、「バイクに乗ってもしっかり防寒でき、ニオイが付くのも気にしなくていいほど雑にガンガン使えるお手軽ジャケットが欲しい」と寒くなる前に買い物に出かけた私。この手のモノなら「ユニクロ」か「ワークマンプラス」だろうと店をハシゴした結果、見つけたのがワークマン 「ウォームシールドジャケット」です。

ワークマン ウォームシールドジャケット(2,900円)

正直、ユニクロはある程度の機能を求めると値段もそれなりに高くなるんだけど、ワークマンは機能性が高くてもお手軽価格。バイクに乗りやすいショート丈、たっぷり綿の入った生地、首元までしっかり風をシャットアウトするデザインなどが買いのポイントでした。正直、ストレッチ性のあるポリエステルの表生地は風を通してしまいそうだし、手首がリブじゃないので風が入ってきそう、と思ったのですが価格は税込で2,900円と激安。「この値段なら失敗してもいいや!」と思い、迷うことなく購入しました。

ファスナーを上げるとアゴまで隠れて風をガード
手首部分はゴムで締まってはいるものの、ぴったりフィットするわけではない
素材表示のタグ。やったことはないけど洗濯もできるらしい

冬場にバイクに乗る時はほとんどこのジャケットを着ていたのでかなりの頻度で使いましたが、思いのほか丈夫で今もバリバリ現役です。懸念していた表生地と手首からの風の侵入も思ったほどではなかったし、表生地の素材のせいか汚れやニオイも付きにくくてホントに便利。しかもめちゃくちゃ動きやすいんですよ。このほか止水ファスナーのポケットだったり、前ファスナーにはチンガードが付いていたり、細かい部分までホントに良くできています。

こんなに伸びる
ファスナーは引き手付き。しかも指に引っかかりやすいように形状も工夫されている
チンガードでファスナーの先端が肌に触れないようになっている

さらに撥水加工があるのか、多少の雨なら弾いてくれますし、フードのデザインやサイズも雨を凌ぐのにちょうどいい。そして多少濡れてもすぐに乾きます。チャチそうに見えるファスナーも意外とスムーズに動くし、上げ下げがしやすいんです。

一応、記事を書くにあたり調べてみると、このジャケットはワークマンが展開する「Find-Out」というオリジナルブランドの商品で、スポーツウェアにもおすすめしているものでした。しかも裏地には防風シート加工が施されているらしい……だから予想以上に風を防いでくれていたのか!

2シーズン着てみてわかったことは、バイクに乗っても12月まではアンダーウェア+長袖1枚でも寒さは凌げるほど優秀なこと。でも底冷えする1月から2月はより強力な保温+手首から入る風防止のためにフリースを足さないとキビしいこと。

それでもかなり有能ですよ。私はアウトドアブランドの冬用ジャケットも持っていますが、バイクでの防寒という意味では同等くらいの感覚ですからね(値段は一桁違うけど)。

アウトドア系のフリースを組み合わせれば最強の寒さ対策に。色の組み合わせがちぐはぐなのはご愛敬ということで
手首までカバーするフリースがジャケットの弱点をカバー

劣化してきている部分でいえば、袖口あたりの表地に毛玉が出来ていること。おそらく生活習慣が絡んでのものだと思いますが、今のところ気になるはそのくらいですね。綿は多少へたっているかもしれませんが、保温性が落ちているようには感じません。

手首まわりの毛玉。なぜか右手だけにできている

最近はデザイン性も上がってきているワークマンですが、個人的にはこのジャケットのデザインは「もうちょっとがんばれ!」という感じ(笑)。とくにポケット。止水ファスナー部分の白いロゴ、いらないな~。でも許容範囲内ですし、イマイチなデザインを凌駕する実用性と機能性、耐久性を備えているコスパ最強のアイテムだったので大満足です! ワークマンのジャケットは「他のアイテムも試してみたい」と思うほど優秀だったので、春夏のウェアにも注目したいと思います。

中野悦子