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「できるChatGPT」で大規模言語モデルを学ぶ まえがき~第4章を無料公開

できるChatGPT

皆さんは「ChatGPT」について、少なくとも耳にしたことがあるかと思います。今年の春先ごろから各種のメディアで取り上げられ、「インターネットに匹敵する発明」とまで言われ、大きな盛り上がりを見せました。

一方で、知名度は非常に高いものの、仕事やプライベートで使いこなしている人は少ないのが現状です。最初は好奇心からニュース記事や動画を参照した人も、多くは「見ただけ」で、ChatGPTの真価に気づかないまま、ほんの入口で引き返してしまったのではないでしょうか。

ChatGPTを始めとする「大規模言語モデル(LLM)」は、まだその一端を垣間見せたばかり。使わないなんてもったいない! ここでは、『できるChatGPT』を使って大規模言語モデルを学ぶ方法を担当編集者 荻上徹が紹介します。

なおこのたび、『できるChatGPT』の重版を記念して9月13日~19日の7日間限定で、「まえがき~第4章」を無料公開します。以下のリンクを「無料公開の内容を見る」をクリックすると、Webブラウザーからそのままお読みいただけます。

学び方<1>仕組みを知って、他のモデルにも応用する

大規模言語モデルは、その名のとおり数十億にも及ぶ大量のデータを処理するAIです。では、どのようにそれを実現しているのか。そもそもAIとはどんな仕組みで、ChatGPTはどうやって大規模なデータを瞬時に処理できているのか。じつはこの仕組みが「AIが正しい答えを出さない」ことの原因にもなっています。本書では「基本編」でAIの仕組みから、ChatGPTに採用された画期的な技術「トランスフォーマー」「アテンション」などを丁寧に解説。内容を知ることで、他のAIも推察できるようになります。

AIの仕組みからしっかりと理解できる

学び方<2>プロンプトを試して精度を上げる

大規模言語モデルを使いこなす鍵は、質問文である「プロンプト」の精度にかかっています。ChatGPTの操作はシンプルでわかりやすい反面、曖昧なプロンプトを送ると目的の回答が得られないこともしばしば。本書の「活用編」では、ChatGPTとのやり取りを紙面で再現し、プロンプトを工夫して回答の精度を上げる方法をバリエーション豊かに掲載しました。重要なことは、ChatGPTではなく大規模言語モデルの「クセ」をつかんで、正確なプロンプトを送ること。これは他のモデルにも応用可能で、ChatGPTは練習相手にぴったりです。

大規模言語モデルを使いこなす練習ができる

学び方<3>周辺情報を把握する

ChatGPTに限らず、生成AIを使用するうえで気になるのは著作権や商用利用、情報セキュリティなど周辺の情報。本書は著作権、商用利用などについて、日本の条例やChatGPTの利用規約など、正確な一次ソースを付録として掲載しました。また、ChatGPTをパワーアップする有料版の使い方、プロンプト履歴を残さない方法、Excelなどと連携可能なChatGPT APIなど、使いこなしに役立つ情報も深掘りしています。本書を読めばChatGPTだけではなく、今後登場するAIにも応用が可能です。

充実した付録で一段と理解が深まる

皆さん、ChatGPTを使いましょう!

大規模言語モデルは日々進化を続けており、先日も企業向けの「ChatGPT Enterprise」が発表されました。一方でマイクロソフトは「Windows Copilot」「GitHub Copilot」「Microsoft 365 Copilot」の導入を予定しており、Googleはこれに対抗して「Duet AI for Google Workspace」の一般提供を始めました。今後のビジネスを牽引していくのは、大規模言語モデルになることは想像に難くありません。新たに登場するAIのビジネスパートナーに対応するため、ChatGPTでいろいろ練習しておきましょう。

ちなみにここまでの文章を、ChatGPTに要約させてみました。

書籍「できるChatGPT」は、ChatGPTの効果的な使用方法を紹介する優れたリソースです。この書籍は、大規模言語モデルやAIの基本仕組みから始まり、以下の学び方を提供しています。

1. 仕組みを知る:AIの基本仕組みやChatGPTの技術について詳しく解説し、他のAIモデルも理解できるようにします。

2. プロンプトを試す:ChatGPTのプロンプトの重要性を強調し、プロンプトの工夫によって回答の精度を向上させる方法を提供します。

3. 周辺情報を把握する:著作権や商用利用、情報セキュリティなどの重要な周辺情報を提供し、ChatGPTの使い方を補完します。

また、大規模言語モデルの進化とビジネスへの影響についても触れ、ChatGPTを活用して新たなAIのビジネスパートナーに対応する準備を促します。全体的に、ChatGPTの効果的な活用法についての実用的なガイドとしておすすめされています。

皆さんもぜひ、お試しください。

できるChatGPT

・定価:1,760円
・ページ数:160ページ
・サイズ:B5変形判
・著者:清水理史&できるシリーズ編集部 監修:越塚登

内容
基本編
第1章 対話型AIについて学ぼう
第2章 ChatGPTを操作してみよう
活用編
第3章 ChatGPTからアドバイスを受けるには
第4章 ChatGPTでシミュレーションするには
第5章 さらに高度な操作を試すには