ニュース

Anthropic、ミュトスの提供を拡大 ツール経由でセキュリティ対策強化

Anthropicは21日(米国時間)、最上位モデル「Claude Mythos 5(ミュトス)」を、「Claude Security」経由で利用可能とし、パートナー各社のサイバー防衛ツールにも導入する。対象となるのは、Claude EnterpriseでClaude Securityを利用している企業など。

ただし、ユーザー企業が利用する際に、Mythosのモデルと直接やり取りはできない。定義されたタスクのためにバックグラウンドでMythosを実行する専用インターフェースを介して操作を行ない、その製品が意図した特定の成果物のみを受け取る。例えば、脆弱性修正ツールは、出力として推奨パッチのリストを提供する。Anthropicとパートナー各社は、モデルが意図された範囲内で動作するよう不正利用防止策も導入している。

Mythos 5は、サイバーセキュリティに特化したAnthropicの最上位モデル。脆弱性検知に使えるだけでなく、攻撃コードの作成などの能力が高いことから、セキュリティ担当者やインフラプロバイダーなど「Project Glasswing」参加企業・団体に限定して公開していた。

今回の公開範囲拡大は、Mythos 5のモデルそのものではなく、Claude Securityを経由して、Mythos 5の脆弱性修正の機能に限定して提供する形となる。Mythosレベルの防御機能を、安全に可能な限り多くの防御担当者に拡大することを目標としている。Claude Enterpriseプランの利用者は、Claude Security内でMythos 5を利用可能となるため、コードベースのセキュリティ脆弱性をスキャンし、パッチを提案できるようになる。

病院、公益事業、金融システム、ソフトウェアサプライチェーンなど、セキュリティ運用、インシデント対応、脅威インテリジェンス、検出エンジニアリングのために一連の製品やサービスを利用している。こうした防御担当者に最先端の機能を提供するため、Mythosクラスのモデルを運用しているツールに統合し、適用していく。

また、オープンソースセキュリティ向けに3,500万ドル相当のクレジットを提供するほか、サイバー検証プログラムを拡大し、Mythos 5を展開する。