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ハサミをバージョンアップしてストレス低減 コクヨ・プラス・レイメイ等
2026年9月22日 09:00
一家に少なくとも1本はあり、複数本を常備している家庭も多いハサミ。使う機会の多いアイテムだけに、「テープを切ったらベタベタになった」「硬いものを切ると手が痛くなる」「すぐにサビて切れ味が落ちてしまう」など、ちょっとしたストレスを感じている人も多いのではないでしょうか。より快適に使えるハサミに買い替えたい、今はどんなハサミが主流なのか知りたい、という方のために、ハサミを約100種類取り扱うハンズの広報部 田口瑛子さんに、最近のハサミのトレンドやおすすめの商品について聞きました。
「ハサミは『切る』という最低限の役割を果たせれば、買い替えを検討しない方が多いと思いますが、今は各メーカーが切れ味や機能性、使い勝手に優れたハサミのラインナップを展開しています。最新のハサミに買い替えることで、より快適に、便利にいろいろなものを切れるようになるはずです」
なかでも、最近増えているのがハサミにプラスαの機能を搭載した商品です。
「ECでの買い物が多くなっているため段ボールを楽に開梱したい、というお客様の声を受けて、カッターの機能を搭載した2WAYで使えるハサミが増えています。このほか、キャップ紛失防止のためにキャップと一体化したハサミなど、今までのハサミで体験してきたストレスを軽減するような商品にも注目です」
プラスのフィットカットシリーズは信頼度の高いロングセラー
おすすめの商品として最初に登場したのは、2012年の発売以来、独自のカーブ刃で従来品の約3倍の切れ味を実現したというプラスの「フィットカットカーブ」です。
「プラスのフィットカットシリーズにはスタンダードなもの、コーティングされていてベタつきにくいものなど、様々な商品が揃っていますが、なかでもフィットカットカーブシリーズはプラスのヒット商品であり、ロングセラーモデルです」
「通常、刃は真っ直ぐですが、フィットカットカーブは文字通りカーブしているのが特長。切りやすい角度を常にキープした状態で使うことができるため、非常に切れ味のいいモデルとして大ヒットしました。今回、おすすめとして紹介するのは、紙も金属も切れる『万能チタン』と、スタンダードな『フッ素コート』のモデルです」
「万能チタンは金属まで切ることができる1本です。見るからにしっかりしたつくりですが、注目すべきはハサミの支点。刃渡りに対して全長が長いため、テコの原理で力を逃さず、硬い素材でも予想以上に軽い力で切ることができます。また、刃がギザギザになっているので滑りやすい針金や不要となったカード類もしっかり固定してカット。チタンコーティングを施しているのでサビに強く、汚れてもきれいに洗うことができます」
「一方、フッ素コートを施したモデルはベタつかず、汚れやサビに強いのが魅力です。常に同じ角度で切れるため、先端でも根本でも切れ味が変わらず、快適にカットできます。グリップが柔らかいので、強めに握って切っても手に食い込むことがなく、使い続けても手が痛くなりづらい商品です」
フィットカットシリーズには、軽くて持ちやすいスリムモデルもラインナップ。紙との抵抗が少ない特殊刃角度で、曲線のカットも吸い付くようななめらかさを実現しています。
「コンパクトながらしっかりとした切れ味のハサミです。支点部分には摩擦が少ない特殊リング機構を採用しているため、快適でなめらかな使い心地が持続します。他のハサミと比べるとペンスタンドなどに立ててもジャマにならないサイズ感で、いろいろな用途に使える便利な1本です」
実用性・耐久性が高いコクヨのハサミ
次に紹介するのは、刃の隙間発生を抑えるコクヨ独自設計の傾斜インサート搭載で、薄い物の切断ミスを低減するサクサシリーズのチタンモデルです。
「こちらはチタンコートの商品で、耐久性がありサビにくく、分厚いものを切っても切れ味が落ちにくいのが特長です。長さを調節するためにベルトを切る時も、何回もハサミを入れずに済むので手が疲れることも生地が傷むこともありません。革製品も軽い力でスパッと切れて、切れ味が落ちるのも防いでくれます。また、刃の内側に段差をつくることで刃が接する面積を最小限に抑えた『3Dグルーレス構造』を採用しているので、粘着テープなどを切ってもノリでべたつきにくいという特長があります」
コクヨからはカッター機能を搭載した「2WYAハサミ ハコアケ」もご紹介。新開発の「ハコアケモード」は、ハサミの刃を閉じたまま段ボールの開梱ができるすぐれものです。
「ハコアケは、文字通り開梱カッターとしても使える2WAYのハサミになります。スイッチを押し込み、持ち手の部分を両方まとめてギュッと持つと3mmの刃が出てきてカッターとして使える、という仕組みです。ハサミとカッター、両方を玄関などに置いておくと、どうしてもモノが多くなってしまうので、スペパ重視の方には最適です」
用途に特化した切れ味のいいアイテム
ここからは個性的なハサミが登場。レイメイの「スウィングカット」は支点がズレているユニークなフォルムにより、軽い力でカットできる引き切りを実現しています。
「ハサミの支点が左右のグリップの真ん中ではなく、少し下側にずれていることで、切り進む時に支点が素材に当たることなくスムーズに切り進めることができます。通常は押しながら切っていきますが、このハサミは特殊なスウィング構造によって引き切りになるため、より軽い力でのカットが可能。カット時に刃こぼれがしにくい二段刃加工で、切れ味が長続きします」
岐阜県にある長谷川刃物が手掛けるブランド、CANARY(キャナリー)の「ペーパークラフト用ハサミ」は、1933年の創業以来培われてきたハサミづくりの技術を継承する職人の手によって一丁ずつつくられた商品です。
「ペーパークラフト用につくられたステンレス製のハサミは、刃が細くてシャープなので細かい作業に向いています。きれいに切りやすく、フッ素コートで粘着テープやノリなどのべたつきを防ぎ、防サビ効果も抜群です。持ちやすいスリムなデザインで、作業中もハサミが視界を遮らないので、あらゆるモノづくりで活躍してくれます」
持ち運びに便利なミニサイズもチェック
自宅にあるハサミとは別に、持ち運び用として追加購入する人が多いコンパクトなハサミ。なかでも注目度が高い4つのモデルをご紹介します。
「クツワの『携帯はさみ』は、『とうとうこの大きさまできたか』と思うほどコンパクトなサイズが特長。ハンズのハサミ売場でも最小レベルで、月に約2,000個も売り上げたヒット商品です。このサイズでもグリップ部分はしっかりと握れる太さなので、使いやすさや安心感も担保。一見、ハサミには見えないデザインなので、ボールチェーンでカギやポーチなどに取り付けることもできます。商品タグやほつれた糸を切るなど、外出中にちょっと使いたい時に便利です」
「このほか、キャップ一体型でキャップをなくす心配がないクツワの『スライドエッジ』、切る・開けると2つの機能を持ち、胸ポケットやペンケースに入れてもジャマにならないサンスター文具の『スティッキール』、チケットやプリントなどをノートに貼る時に便利なプリントカッター機能を搭載したソニックの『オレパ』など、小型もバリエーション豊富なので、自分のライフスタイルに合った1本が見つかるはずです」
最近のハサミは刃の材質やコーティングもさまざまで、1本で2役をこなす便利アイテムまで揃っています。次に購入する際は適当に決めずに、自分のニーズに合った、長く使えるハサミを選びましょう。
記事内の価格は取材(9月2日)時点のものです。
































