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バスの手ぶら決済乗車、28年度実用化へ りそなとJCB

バスのタッチレス乗車に向けて、「UWB」を活用した新たな仕組みの導入が始まる。りそなホールディングスとJCB、小田原機器は9日、バスの新たな乗車体験を実現する「UWB(Ultra Wide Band)」決済の実用化に向けて、協業覚書を締結した。2026年度からバス向け決済と技術実証を開始し、2028年度の本格的な実用化を目指す。

UWB決済は、NFCやQRコード決済とは異なり、数十メートル離れた位置でもデバイスの正確な位置特定や高速通信が可能。これにより、スマートフォンなどを取り出さずに支払う「ハンズフリー決済」など、新たな購買体験を実現する。

この仕組みをバスなどの公共交通に拡大し、実用化を目指すのが今回の取組みとなる。

正確な位置特定と高速通信が可能なUWB通信を活用することで、乗降車時に決済端末から離れていてもスマートフォンなどを取り出さずに支払いできる「ハンズフリー決済」を実現。さらに、乗車履歴データを活用し、利用者に合わせた広告やクーポン配信、ポイント付与なども想定している。

バス事業者にとっても、運転手の乗降時の決済対応や利用者からの問い合わせなどを削減。運転業務に専念可能として、安全性向上や定時運行につなげる。また、スマートフォンの位置情報活用などでバス内の混雑状況の把握や、停留所で待つ利用者に混雑量の少ないバスを案内するなど、混雑回避の施策にも活用する狙い。

今回の協業を機会とし、小田原機器がUWB通信技術の標準化団体「FiRa Consortium」に参画。3社はFiRa Consortiumでの活動を通じたバス決済用途での技術・体験の標準化を行なうほか、FiRa Consortium参画ベンダー各社の支援を受けながら、技術実証を進める。

UWBの公共交通向けの展開では、JR東日本も「次世代Suicaの本命」として推進している。