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アメックス「プラチナ・カード」刷新 年16.5万円の体験価値でZ世代を狙う
2026年7月1日 18:52
アメリカン・エキスプレス・インターナショナルは、個人向けの「プラチナ・カード」を7月1日にリニューアルした。年会費は16万5,000円で据え置きながら、トラベル、ダイニングやエンタメなどの特典・サービスを拡充した。
プラチナ・カードは、1993年に誕生。プレミアムな体験をセットにした「プレミアムカード」の先駆けとして、30年以上の歴史を持つ。カードはメタル仕様で、タッチ決済にも対応する。
今回のリニューアルは、「プラチナ・カード会員であることの価値」を重視し、継続的に使うことで、その価値を感じられるような設計とした。
トラベル分野では、国内のプレミアムホテルに1泊2名で無料宿泊できるカード継続特典「プレミアム フリー・ステイ・ギフト」(1泊5万円相当)を強化。年間500万円(税込)以上のカード利用でさらに1泊分が追加され、計2泊の無料宿泊が可能となる。
カード入会特典として、アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン(旅行予約サービス)で30万円以上の海外航空券を購入する際に使える「エアライン・クレジット(10万円分)」を進呈。このクレジット(10万円分)は、年間500万円以上のカード利用で翌年以降のカード継続時にも進呈される。
また、ホテルの上級会員資格がプラチナ・カードの保有で獲得できる「ホテルメンバーシップ」の対象を拡大。26年8月からは「オークラ ニッコー ホテルズ One Harmony エクスクルーシィヴメンバー」、秋以降からは「All Accor(オール アコー)ゴールドステータス」が適用される。
ダイニング分野では、「グローバル・ダイニング・キャッシュバック」が20%から50%に拡大。16カ国2,000以上の厳選された対象レストランで、カード利用額の50%が年間最大4万円まで還元される。
エンターテインメント分野では、国内外の会員限定イベントを「Platinum Experiences」で先行予約できるようにする。
そのほか、空港ラウンジが使える「アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクション」や25年に羽田にも新設された専用ラウンジ「センチュリオン・ラウンジ」、「高台寺塔頭 圓徳院 客殿(旧 京都特別観光ラウンジ)」などのラウンジサービスや、「プラチナ・コンシェルジェ・デスク」などが利用可能。
また、海外旅行時の航空便遅延費用補償、スマートフォン・プロテクション、キャンセル・プロテクションなども付帯する。なお、旅行傷害保険は26年10月1日に改定され、海外旅行自動付帯から海外旅行利用付帯(カード利用により保険付帯)となる。家族カードは4枚まで年会費無料。
プラチナ・カードのパイオニア Z世代こそプラチナ
アメリカン・エキスプレス 日本代表の須藤靖洋氏は、「プラチナ・カード」を1993年に誕生した日本で初のプラチナカードであり、時代とともに変わる顧客のニーズに寄り添いながら進化を続けてきた「パイオニア」と強調した。
また、世界各国共通デザインで、「どこへ行っても、世界中どこでもプレミアムなサービスを受けられる『パスポートのような存在』」と語る。
プラチナ・カードが目指しているのは「アメックスの会員になり、会員であり続けることで、一層価値が高まる」という体験。そのため、旅行の出発前から、旅行先のダイニング、エンタメなど、あらゆるシーンで「アメックスならでは」のプレミアムな体験価値を得られるよう特典やサービスを含めて設計しているという。その例として、ラグジュアリーホテルを中心としたレイトチェックアウトやセンチュリオンラウンジ、USJの貸切イベントなどが評価を得ているという。
今回の特典拡充は特にトラベルを強化しているが、実際のプラチナ・カードの利用状況や利用者の声を反映したもの。
プレミアム フリー・ステイ・ギフトの2泊への拡大(年間500万円以上利用)も実際の利用者の声を受けたもので、利用金額に応じて最大2泊まで、1泊5万円相当のホテルに宿泊できるようになり、より滞在を楽しめる。
また、ホテルメンバーシップも強化される。従来の「ヒルトン・オナーズ・ゴールドステータス」「Marriott Bonvoy ゴールドエリート」「Seibu Prince Global Rewardsプラチナメンバー」「Radisson Rewards Premiumステータス」に加え、8月に「オークラ ニッコーホテルズ One Harmony エクスクルーシィヴメンバー」、秋に「ALL Accor(オールアコー)ゴールドステータス」に対応。通常であれば、数十泊の宿泊が必要なステータスが、プラチナ・カードだけで取得できるという。
体験価値を高めたプラチナ・カードの新たなメッセージは、「この体験が、人生になる。」。特別な体験で人生の価値を高めるプレミアムカードとして訴求していく。
主なターゲットとしては、Z世代やミレニアル世代を挙げる。米国では、プラチナ・カードの新規会員の65%以上がZ世代とミレニアル世代で、この世代がアメックスでしか得られない「体験価値」を求める傾向が高いという。その代表例として、「センチュリオンラウンジ」など、プラチナ以上しか入室できない体験に価値を見出す傾向が高いという。
なお、近年は「プラチナカード」の低価格化傾向も顕著で、2~3万円や1万円を切るようなカードも登場している。こうした状況についてのアメックスの分析については、「プラチナ・カードの商標もアメックスが持っており、30年前にはじめたプラチナ・カードのパイオニアとしての自負がある。他社カードとの比較ではなく、我々のカードの価値、体験価値を届けることが重要。価格が安いとは言いたくないが、違う価格のカードがでているのは事実で、それはチャンスだと考えている。市場が盛り上がる中で、なおさらパイオニアとしての位置をさらに強化していきたい」とした。














