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グーグルのスマートホームがGeminiベースに 「Gemini for Home」が日本対応開始

Googleは9日、スマートホームデバイス向けの新AIアシスタント「Gemini for Home」の早期アクセスを日本で開始した。従来のGoogle Nest Hubなどの音声アシスタント「Google アシスタント」から、生成AIのGeminiをベースとした「Gemini for Home」に移行していく。

スマートディスプレイやスピーカーの音声などの応答がGeminiベースのものに刷新。これまでは、決まった特定のコマンドで指示を出す必要があったが、Geminiにより、自然な会話での指示が行なえるようになる。会話の文脈を理解できるほか、音楽の再生、家庭内の調整、スマートホームの操作などが、よりシンプルで直感的に操作できるようになる。

対象となるデバイスはGoogle Nest Hub(第2世代)など。

  • Google Nest Hub(第1/2世代)
  • Google Nest Hub Max
  • Google Home Max
  • Google Nest Mini(第1/2世代)
  • Google Nest Audio
  • Google Home
  • Google Nest Wifi point

Geminiとの自然な会話でスマートホーム操作

Gemini for Homeでは、会話の文脈を理解し、食洗機のトラブルについて相談している場合は、「OK Google, 食洗機の水が流れないんだけど、まず何を確認すればいい?」と聞いた後、「フィルターは問題なかった。次は何を見ればいい?」と尋ねると、Gemini は引き続き食洗機の話をしていることを理解する。

Gemini for Homeの音声は、10種類から選択可能で、自然なリズムとイントネーションで対話可能とする。

また、あいまいな表現や複雑な指示に対応。例えば、正確な曲名が思い出せない場合でも、「あの、小惑星を爆破するために石油掘削の作業員が宇宙に行く映画の曲をかけて」といった表現でも理解し、該当の音楽を再生できるという。

スマートホーム操作においても文脈を理解する。例えば2階にいるときに「OK Google, 今から料理するからコンロの横の電気をつけて」と言うと、Geminiは1階のキッチンの照明だと判断。また、「OK Google、書斎以外の電気を全部消して」といった、「例外」を含む複雑な指示もスムーズに対応できるようになる。

カレンダー、リスト、タイマー、リマインダーなどの管理にも対応。例えば、「パッタイの材料を買い物リストに追加して」と言うと、Geminiが必要な材料を推論し、食事制限や分量を確認した上でリストを作成する。

また、Google Homeアプリの「Homeに相談」を使って、カメラ映像の検索やデバイスの操作、設定などを自然な言葉で行なえる。例えば、対応のスマート家電に対する「キッチン以外の照明を全部つけて、玄関の鍵をかけて」といった指示も一言で完了でき、現在の施錠状況なども簡単に確認可能。

Live会話やカメラ連携で「一日の要約」

Gemini Liveにも対応し、「OK Google, 話そう」や「OK Google, チャットを始めよう」などと呼びかけ、Gemini Liveを起動して、友だちと話すように会話できる。キッチンでの献立相談や、パーティーの計画など、対話しながら考えをまとめられるようになる。

スマートカメラ対応も強化し、通知やカメラ映像の履歴にAIによる説明が表示される。そのため、荷物が届いたのか、それとも影が動いたのかなど、自宅の周りで何が起きているのかより把握しやすくなる。

また、「一日の要約」に対応。来客等のその日の重要な出来事を自動で特定し、数時間分の映像を短い要約とクリップとして確認できるようになる。さらに、「あの瞬間を確認したい」という時も、Google Homeアプリの「Homeに相談」を使って、数時間、数日分の動画履歴から特定のシーンを検索できる。子どもの帰宅時間を確認したり、車のドアの閉め忘れなどをチェックしたい時などに活用できるという。

一日の要約
Homeに相談

Gemini Liveのほか、AIによる通知、一日の要約、動画履歴の検索、「Homeに相談」によるオートメーション作成などの機能は、月額2,000円(年額20,000円)の Google Home Premium サブスクリプションのAdvancedプランで利用できる。同プランはGoogle AI Ultra(月額36,400円)のサブスクリプションには追加費用なしで含まれている。

これらの早期アクセス プログラムに登録するには、Google Homeアプリ(バージョン4.0以上)を使用する。利用可能になるとアプリ内で通知が届く。